Anko's diary


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7月30日(水)バンド撮影





シャプーズのエンジニアであるスタジオ246のスタッフのもみあげ青木マン(写真右)が
パーカッションを担当するバンド「FUNKYMIC feat Saturdays Rism」の
フライヤーに使う写真の撮影をする。

ボーカルとDJとパーカッション二人というおもしろい編成。
4人のうち3人がスタジオ246のスタッフだ。
夜11時メンバーと5人で東通り商店街にくりだす。
それぞれ楽器を持参!ということなのだが
DJはヘッドホンとMDウォークマン(笑)だ。

「せっかくやし商店街でストリートライブやろう!」ということになった。
パーカッションの二人にあわせて、ウォークマンを片手にユラユラとのるDJと(笑)
リズム&ラップをするアフロなボーカル。
これがまたかっこよくって
撮影のためのストリートだったのだけど外人数名が「いいじゃん!」てな感じでのってきた。

スタジオに帰ってから練習風景も数枚撮ったのだが
実際の音もすごくかっこよくっておもしろかった。
パーカッションもいろんな楽器使ってておもしろかったし。
結構実験的で「こんなことやれたらおもしろいやん!」って感じで
組んでるバンドなんだと思うんだけど
スタジオのスタッフっていろんな音楽聞いて、いろんなバンド見てるからか
頭が柔軟というか発想がおもしろいし、センスあるなーと思う。
このバンドもかなりいかしていて、とても気に入ったので、
8月4日にライブがあるらしいので見に行くことにした。

ライブ、期待してるよ!





7月29日(火)買い物をする理由

いつものように帰り道仕事が終わって自転車で淀川を通る。
見上げた空は午後7時というのに、
まるで砂埃が舞ったような薄茶色の明るい空だった。
夕焼けのオレンジとは違う色。まるで土色の空。

なんだかその空の色は佐内正史が撮る写真の中の空の色によく似ていた。
その色で照らされた水面もビルも橋も
全部がその色調でまるで彼の写真集の1ページを見ているようなそんな景色だった。
あいにくカメラを持っていなかったので
その景色はおさめることができなかったけど
なんだかせつない夏の色っていう感じがして
たまたまウオークマンで聞いていたフィッシュマンズの「ナイトクルージング」が
その情景にマッチして心地よく響いた。

いい気分になったので帰りに久しぶりに上新の中古レコード屋でCDを買った。
「saint etienne」のアルバム。
CDを買ったらこれを聞きながら本を読みたいなと思って本屋へ寄った。
「love home」というインテリアと花の雑誌を購入。
雑誌を買ったらこれを読みながらケーキとカフェオレが飲みたいなと思って次はケーキ屋へ行った。
毎度おなじみの「さっくり」を購入。
今日は思いがけず買い物をした。
といってもCDも雑誌も前からいつかは買おうと思っていたものに
たまたま運良く出くわしたので購入した。

音楽(CD)にしても雑誌にしてもたまには自分に新しい刺激を与えないと
なんだが脳細胞が弱っていきそうな気がする。
だからそういうことに対しては惜しみなく費やしたい(お金があれば)。
CDも雑誌も欲しいと思ったらその時に買わないとダメ。
また後で・・・とやっているうちにどんどん買いそびれて
いつの間にか店頭になくなって忘れられてしまうものだ。

そういうものは買えば買うだけ自分の引き出しになっていくので
興味のあることにはできるだけ目をそして耳を傾けたい。

もっともっといろんな引き出しを増やしたい。
そしてそれが自分のしたいことに少しでも役立てばいいな。




7月28日(日)銭湯

夜中12時頃、散歩をしていてたまたま通りかかった商店街。
その商店街の中に「銭湯」の看板を目にする。
たまたま偶然出会った銭湯だけど
なんだか入ってみたい気分になったので
行ってみることにした。

もちろん手ぶらで何ももっていないので
せっけんとシャンプーを購入。
タオルがセットになった手ぶらセット400円を番頭さんに払って中に入る。

初めて行く銭湯は緊張する。
「ゆ」とかかれたのれんをくぐるとすぐ脱衣所。
のれんの外側はすぐロビーなので
のれんをくぐったすきから中が見えそうだ。
きっとその隙間をチェックするオヤジがいるに違いない。

特に脱衣所は緊張する。
たまたまでてきたばかりの人がいなくてみんな服を着ていると
自分だけ裸になるのが緊張する。
なぜなら脱衣所にみせかけて、実は待合室だったらどうしよう?とかいろんな空想がよぎるからだ。
「あの娘、新人ね。ここは脱衣所じゃないのにこんなところで脱いであらいやだ!」
なんてクスクスほくそえまれたらどうしよう!
など」と思って何度も浴室を確認する。
でもどう考えてもやはりここは脱衣所だった。
でもやっぱりちょっと恥ずかしいので急いで服を脱いで走ってお風呂場へ向かった。

あともう一つ確認しなくてはいけないのはちゃんと浴槽に人がいるかどうか
入り口に看板がでてないかどうかということだ。
昔長島スパーランドに行ったときに「1000人風呂」というでっかいお風呂に入りに行った。
しかしすごい広いのに脱衣所には数人しか人がいなかった。
「あ、すいてそう!!」とウキウキして入りにいったら
しかも浴槽には誰もいなかった。
「ちょっと遅い時間だからすいてるんだ!
1000人風呂っていうぐらいだから1000人入れるのに
私一人で一人占めだなんて!ウッシッシ。」
と満足げに湯舟に入っていた。
するとなんだかおかしな音がしてきた。
「ゴゴゴゴゴ」
よく見るとさっきより湯舟のお湯が少なくなっている!
「もしかしてこれは・・・・お湯が抜かれている音だ!」
あわてて入り口まで戻ると知らない間に看板がでていた。
「今から清掃作業に入ります。まもなく男子清掃社員がまいりますので注意してください」

「ひえー!!!」
猛奪取で転がるように脱衣所に向かった。
運良く清掃社員と遭遇しないで服をきることができなのだが、あのときはさすがにあせった。
そんなことがないように、入り口に看板がでないか、ちゃんと浴槽に人はいるか
しっかりと確認しなくてはならないのである。

そんなこんなでいろんな関門をくぐりぬけ
見事お風呂に入ることを許された私は、ウキウキしながら中に入った。
入ると2階まであって、薬風呂、電気風呂、泡風呂、露天風呂、打たせ湯など
結構いろんな種類のお風呂があってびっくりした。
ちゃちそうにみえたのに、結構やるじゃん!
だいたい一通りはいるが、私は静電気持ちな体質なので
電気風呂に入ってしびれて感電したら困るのでやめておいた。

湯上がりにビー玉入りのラムネを飲んだ。
本当は瓶に入ったコーヒー牛乳がよかったのだけど、売り切れだった。
銭湯で何が楽しみって、湯上がり後に飲むコーヒー牛乳が一番の楽しみだ。

銭湯は楽しい。
また来週も行ってみようかな。




7月22日(月)カフェ論

仕事が終わって、仕事先のメンバー3人と豊崎にあるカフェに行く。
「MOOG」というカフェ。
こないだの大阪特集のミーツに載っていて、よさそげそうだったので行ってみた。

カフェ採点は50点ぐらいかな。
あんこカフェランキングベスト10には入らない。

最近カフェはめちゃめちゃ次々とできてきているけど
「あそこのカフェに行きたいなー」って無性に行きたくなるほどのカフェは
その中にどのくらいあるだろう?と思うとそんなにはない。

最近は京都にもテリトリーを広げたせいもあって
神戸・大阪・京都のカフェで有名なところはかなり行っていると思う。
本当最近できたところはまだだけど。

そんな中唯一まだ行ったことないのが
野田阪神に移転した「そらいろ」と
中津商店街にある「☆印」だ。
そらいろは西九条にある時はよく行ったのだけど、移転してからはまだ行っていない。
☆印はまだできてそんなにはたっていないとは思うのだけど
おうちみたいでとてもアットホームな感じらしい。

二つの共通点はアットホームなカフェというところ。
前にも話したと思うのだけど「そらいろ」は
オーナーの女の人が一人でやっていてすごくアットホームな場所なのだ。
おすすめのCDとか親切に教えてくれるし
長居していたら「これもらいものだけど」と言ってお菓子をだしてくれたり
専門学校の卒業式の帰りに行ったら
「卒業おめでとう」と言ってフルーツのお酒をだしてくれたり(もちろんタダです)。
内装も全部手作りでかわいいし、メニューも凝っていておいしい。

オーナー(従業員)の人柄、内装、メニュー、かかっている音楽、置いてある雑誌・・などなど
すべてを総合してカフェはなりたつと思う。
おいしいだけではダメなのである。
なぜならカフェはおいしさだけでなく、その居心地いい空間も提供する場だから。

そんなわけで近いうちにこのどちらかのカフェに行ってこようと思う。
どんな空間で私をもてなしてくれるのだろうか。
ワクワクする。
待て!次号。




7月21日(日)ミートザワールドビート

FM802の主催のイベント、ミートザワールドビート。
りえぞうとまつきちとタイゾウ氏と4人で参戦。
120万枚の応募の中から15000人が当選。
しかし私たちは、まあいわゆるコネクションってゆうやつ?
楽々参戦することができた。

このイベント、私が前に行ったのは6年前の1996年。
タミオ、ウルフルズ、ジュディマリ、ハイロウズ、クラウドベリージャム、清志郎というメンツ。
私の理想の男1位タミオ、2位トータス
理想の女2位YUKIちゃん
このあんこトップメンバーがでるからには、絶対死んでも見に行かないと!!
と思い、ハガキを50枚購入してせっせと応募要項を書きまくる。
大学の部室で書いていると、部長がやってきて
「何かいとん?」
「死んでも見にいかんとあかんねん!」
と言うと「オレにも1枚書かせて」というので
まあ1枚ぐらいいいだろうとくれてやった。

こんだけ書けば当たるやろと思っていたのに、
結果はなんと1枚の部長が当選して、49枚の私が落選したのである!
しかし、もちろん「49枚も書いたのにはずれた〜!!」と部長の前で泣き叫び、ジタンダを踏み、
部長はしぶしぶ「当選ハガキあげるわ」と私に言わざるをえなくなり
見事ハガキをゲット。ミートザワールドビートに行った。

あれから6年。それからは日曜日が仕事という生活で
まったくもってこういうイベントには行けなくなった身になっていたのだが
晴れてそれは卒業したので、今年は実に6年ぶりに行った。

それまでは毎年いろんな野外イベントにも行っていたし、
別にそんなしんどいとかいう思い出はあまりなかったのだけど
6年も歳月が経っていると状況がまるでちがう。
あの頃はピチピチギャルだったが(うそ)
今はもうぎっくり腰の持病をもつ老体女である。
暑くて、暑くて、もう体がついていかなかった。
シークレットで矢井田瞳がでてきてみんなが「キャー!!」と総立ちになっているのに、
「ああ、もうぼーっとして駄目だ」と
一人寝ころんで「ちゅうか、暑すぎるねん!」と
一人で心の中でキレていた。

今回のメンツでは特に久々にスーパーバタードッグが見れたのと
あと、町田康が見れたのがよかった。
スーパーバタードッグは4年くらい前にセカンドあたりをだしてまだ売れていない時に
ライブを見に行ったことがあるのだが
その頃はあまりライブ馴れしてない感じで、いまいちだった。
CDの方がいいわってな感じで。
しかし、今のバタードッグはいけている!
なんせあのアフロブッチョキーボードがいけている!
という噂を聞きつけ、楽しみにしていたのだけど
なんと本当にあのアフロブッチョキーボードがいかしていた!

あとは本当普段見れないであろういろんなアーティストが見れておもしろかった。
元ちとせとかも見れたし。
特に!フミヤートがすごかった!
まるで10年前のステージを彷彿とさせるステージングでびっくりであった。
まるでベストテンでトシちゃんの踊りをみているようだった。

久々のミートザワールドビートはいろんな意味であつかった。
そんなこんなで、でもまた来年も老体にむち打って見に行きたい。




7月17日(水)髪の毛を切る理由

私が最後に髪の毛を切ったのはいつだろうか。
もういつかわからなくなるぐらい遠い前。

私にはあこがれの雑貨屋さんのオーナーさんがいる。
その人は本当ステキな人で、いつもニコニコ。
みんなその人の周りに自ずと集まってくる。
その人の髪型は長い長い三つ編み。
そしてそれにあったかわいい格好をいつもしている。
私もあんな人柄になりないなー。
あんな雰囲気のある人になりたいなーといつも思っていた。
そう思うようになっていつのまにか私もあの長い長い三つ編みに憧れ
髪の毛を伸ばそうと思った。
胸の下ぐらいまである三つ編み。
チャラもそんな髪型をしていたときがあってかわいかったな。

三つ編みって女の子の象徴ともいえる髪型だと思う。
今まで比較的髪が短かった私はそれに憧れた。
そしてとうとう三つ編みができるぐらい髪が伸びた。
嬉しげにその三つ編みをしていたのだが
私は髪の毛が多くて硬いので
三つ編みをしても太くって「かわいい!」ではなく「エビみたい!」と言われる。
「・・・・・」
髪質の違いでなんだか同じ三つ編みをしていてもかわいくないのだ。

そんなこんなで「短い方がいいよ。きっと似合うよ」と言われまくられ
「うーん。切った方がいいかなー」と思っていた時に
ふと通りがかったヘアサロンで「カットモデル募集」の張り紙を目にした。
「ただで切ってもらえる!これは切れってことだ!」
私の足はもうそのヘアサロンに向かっていた。
「予約おねがいします」

そして今日が予約の日だった。
カットモデルは、おそらく美容院でいう、カットの最終試験みたいなもんで
それまでは見習いでカットの練習を人形とかでしていて
もうそろそろカットデビューしようかという時に
一般のモデルになってくれるお客さんを使ってカットの練習をするというものだ。
だからもちろんお金はタダ。
その変わり髪型がどうなろうと何の保証はないし、
万が一変な髪型になっても怒ることはできない。

私は店が閉店した夜8時半からスタートした。
デビュー間近の新人美容師さんが2時間ぐらいかけてカットをし終える。
先輩がそれを見て「どう思う?」と問いかける。
新人が「えっと、ここがちょっとうまいことできませんでした」と自信なさげに解答。
「ここはこうしなきゃダメ」と先輩。
教えながら手本として左側を切っていく。
「じゃあ同じように右側もカットして」と言って新人が右側をカット。
まさしく練習台である。
「一体、私の髪はどうなるのだ?」とドキドキしながらも
3時間後に終了。

ただカットをするだけで3時間もかかってしまった。
お尻が痛い。
できあがった髪型はショートヘアなのだけど
まあまあいけるじゃないか。
しかも新人が「遅くなってごめんなさい」と言っておわびにトリートメントをただでくれた。

家に帰ってシャンプーをした。
髪ってこんなに軽かったっけ!と驚く。

女が髪の毛をバッサリ切るとなぜか「失恋したの?」なんて
言う人が必ず一人はいる。
私は失恋したわけでもなんでもないが
でも今までバッサリ切る時は
気分転換というか「ちょっと違う自分になりたいなー」と思うときに
切っていたことが多かった。
やはり変わりたい自分がいるということは確かなのだろう。

もちろん頻繁に定期的に髪の毛を切っている人はほとんどそうではないと思うが
私はたまにバッサリ切りたくなったり変えたくなるので
「イメチェンしてちょっと変わろ!」と思った時にそうする。

今回の私もちょっと今までと変わりたいと思っている自分がいたからかもしれない。
リセット。
元に戻るのではなく新しい気持ちにリセット。

明日仕事場に行くのがなんだか恥ずかしいね。





7月16日(火)探し物。

たとえば「やりたいことがあっていいね」「趣味があっていいね」なんて
言われることがある。
うらやましいみたいな。
私には何もないから、余計寂しいだの、どうだの。

そういうことを聞くと「探そうとしてないんじゃないの?」と思ってしまう。
誰だって寂しい時はあるし、弱くなっている時もある。
それを埋めれるものなら埋めて欲しいとみんな思っている。
自分だけじゃない。

私も昔はとりたてて趣味があったわけでも、やりたいことがあったわけでもなかった。
特に学生の時なんて彼氏がいりゃそれでいいぐらいに思っていた。
じゃあそれがなくなったら?
なくなった時に気づく。
「私には何もない」
私はなんてちっぽけな人間なんだろうと思った。

そんな自分がイヤになったので懸命にいろんなことを目をむけた。
「私には何ができるだろう?」
「私は何が好きなんだろう?」
そう思いながらいろんなことを感じ、いろんなものを見た。
だから今の私がいる。

「毎日やることがない」とか「楽しいことがない」とか
そんなのウソだ。
探せばいくらでもある。
探す努力をしてないからだ。
それで、「わたしは・・・」なんて悲観にくれている。
それは、そういうかわいそうな自分に酔っているだけだ。

みんな必死なんだよ。
「何もない」というのは探そうとしてないか、逃げているだけだ。
待ってるだけや、人に頼るものでもなんでもない。
自分の手で見つけるものだ。
教えてあげたいよ。
ねえ、そこの君。




7月13日(土)玉出スーパー&淀川

玉出スーパーに行く。
玉出スーパーは私は行ったことがなかったのだけど
「めちゃめちゃ安いねん!卵30円!肉1グラム1円とかやで!すごいで!」
と友達が言い、しかも上新庄にあるで!というので初めて行ってみた。

そんなに安いスーパーだからきっと怪しい店員がいて、怪しい客がいて、怪しいスーパーに違いない!と
興味深々で訪れたのだが、いたって普通のスーパーであった。
でも店内の内装は普通ではなかった。
カラフルなネオンのような電飾が壁のあちこちにつけられ、
天井にもシャンデリアのようなライトがつけられていて
スーパーらしからぬ内装であった。
でもそのおかげでちょっとテンションは高くなった。

案の定、噂どおり卵は45円であった。しかし賞味期限本日限りと書かれている。
うぬぬ。でも安いので買ってしまった。
そんなこんなでいろいろと買い物をする。
玉出スーパーはおもしろい。
今度からちょこちょこ訪れてみよう。

その後淀川に行く。
自転車で向かい、淀川河川公園へ。
マリーゴールドっぽい花が連なって花畑となって咲いていた。
そこで撮影。
撮影といっても今日は私は撮ってもらう方だ。

横に大きな大きな水たまりがあって、
その上に架かっている水色の橋が水面に映って綺麗だった。
そこでも撮ってもらう。
その後、自転車で大きな大きな水たまりを突っ走る。
なんだか子供にかえったみたいでおもしろかった。

夕暮れになって、次第に夜になっていっく。
スーパーで買ったお弁当を、淀川の私のいつもよくいく特等席の階段で食べた。
食べた後、玉出スーパーで購入した花火をしようと思ってとりだす。
でも台風の前だからか、風が強くてなかなか火がつかない。
「風が吹いても消えないマッチ」というのを持っていっていたのだけど
消えないもなにも、その前に火がつかず、用無しになってしまった。
結局どの花火の1本にも火がつかなかった。
花火作戦は失敗に終わった。
やはりチャッカマンが必要だったか。台風のおばか。
というわけで私はまだ今年は花火バージンのままだ。

梅雨もあけることだし、もうそろそろ花火の季節ですね。
一緒に花火しませんか?




7月12日(金)おかん

友達のたまちゃんがあんこカフェに来た。
たまちゃんは「
PHOTO2」でフォトセッションした友達だ。
いろんな話をしたが、今日一番の盛り上がりを見せたのは「おかん」の話だ。

わたしとたまちゃんは家庭環境がとてもよく似ている。
片親。
ひとりっこ。
実家から離れて大阪で一人暮らし。
おかんはスナックを経営している(していた)
そして性格も似ている。
まず性格がキツイ。強い。干渉しない。ほったらかし。

そして「おかんってなんであんなに怖い物がないんやろ?」と議題をすすめる。
まず怖がっているところや驚いているところをみたことがない。
例えば、おばけ。
いくら真っ暗で、うす気味悪い場所でも平気だ。
わたしたちが夜中に暗い道を通って帰ってきて「あー怖かった〜」
と言ったところで「あんた怖がりやな」ですまされる。
おばけだけでなく、こう変な人がでたら・・とかそういうことも気にしない。
二人のおかんは火の玉を目撃しているのだが
その時も何もおそれず「さっき火の玉見たわー」で終わりだ。
うちらは怖がりなので「なんでやねん!もっと恐がれよ!」と思うのだが
一体おばけに興味がないというかあほらしいと思っているのだろうか
全くもって無の心である。不思議だ。

例えば、虫。
ゴキブリがでようもんなら「キャッーーー!!!おかーさーん!!!」と
わたしたちなら雄叫びをあげるのが常だが
そういう時に決まって言うセリフがこうだ。
「ゴキブリなんて何もせえへん!」
「あんたの声でゴキブリの方がびっくりしとるわ。」
である。
この決まり文句は、虫が登場して私たちがビビる度に告げられる名文句だ。
もちろんたまちゃんのおかんも名文句集にリストされていた。
そしておかんはゴキブリをパーン!!と退治して終わりだ。

今までの過去を振り返ってもおかんが雄叫びをあげているところや、
怖がっているところや、びっくりしているところは見たことがない。
子供ができておかんになると、みんなそうなるのだろうか。
いや、私はおかんになっても怖がりだからならない気がするのだけど
どうなんだろう。だんだん強くなっていくのだろうか。

あとおかんは全くといっていい程干渉しない。
だから私が何をしているか知らない。
どこで働いているとか、このホームページをしていることとか、写真をしていることとか
バンドをしていることもおそらくしらないであろう。
なんでか。
別に隠しているわけでもなんでもないし、仲が悪いわけではない。
ただ私が何をやっているかあまり興味がないらしく
「何してるの?」とか「どんなことしてるの?」とかほとんど聞かないので
そういう話題にならないのだ。
まあ全く興味がないことはないんだろうけど
私が母親だったら自分の子供がどんなことに興味を持っているのか知りたいなあと
思うのだけど、なんでだろうか。

二人の結論はこうだった。
「親って不思議な生き物だね」
二人とも女手一つで育ててくれて、こうやって大阪にでてこれているのも
母親あってなわけで感謝しているし、すごいなと思っているし、尊敬している。
でもただ一体何を考えているのかさっぱりわからん。
不思議極まりない。
子と親の関係ほど不思議なものはないと思うのだがどうだろうか。

みんなのおかんはどうなんだろう?
うちらのおかんが変なんだろうか?
世間のお母さんはキャッーって言ったりするのかな?





7月11日(木)プラネタリウム

仕事が終わって自転車でヨドバシカメラへ。
ネガフィルムの収納に困り果てたので、ファイルを買いに行く。
そのあと雑貨屋さんに行ってグリーンを3つ買う。
時計が8時をまわったので、長柄橋を渡って帰る。

橋を渡りながら空を見上げる。
すると明るい空にびっくりしてしまった。
梅田の空はなんて明るいんだろう。
もうすっかり日は暮れているのに空の色は青に近い紺色。
地面に近づくにつれ、もっと青に見える。
そのため、雲の形もはっきりと浮かび上がっている。
色も薄いグレー。
これは夜の空じゃない。

田舎の夜空や、実家の夜空は、吸い込まれそうなぐらい真っ暗闇で
雲ももっと黒くて、空にとけ込んでしまっている。
それが夜空だと今まで思ってきたので
こんな明るい夜空を見ると驚いてしまう。
そりゃ星も見えないわけだ。
そういや星をこっちにきてからあまり見なくなった。

小さい頃は塾の帰りに自転車をこぎながら
「あ、オリオン座が見える」「北極星ってどれだろう?」
なんて夜空を見上げながら帰ったもんだ。
そしてさらに奥の方、山の上とかにいくと
まるでプラネタリウムをみているかのように
星が空一面埋め尽くし
「わあ・・・」と言葉をなくすぐらい感動したものだった。

大阪の子供は本当の星をあまり見たことがないのだろうな。
教科書や図鑑でしか見たことのない星たち。
もしかするとプラネタリウムを見たって
「こんなの本当にあるわけない!」なんて思うかもしれない。
あっと思っても空に見たのは飛行機の明かりだったり。

ここ最近私も星をみていないので、プラネタリウムにでも行ってみようかな。
お盆には本当のプラネタリウムも見よう。




7月10日(水)MARTHA STEWART

夏にクーラーをつけて冬に行うことをするのが好きだ。
クーラーをがんがんにつけて、毛布にくるまって寝るのはこの上なく快感だし、
クーラーをがんがんにつけて熱い飲み物を飲んだり、熱い物を食べたりするのもこれまたよろし。
実家ではクーラーをつけてお雑煮をたべたり、すき焼きを食べたりと
全く季節感のないことをするのが日常であった。

今日もクーラーをつけてカレルチャペックの温かい紅茶を飲んで幸せを味わった。
マーサ・スチュワートというアメリカ有名なスタイリストがいるのだけど
その人の雑誌の日本版「Martha」の8月号を紅茶を飲みながら読んだ。

最近はインテリアの洋書も日本版が発売されるようになった。
ファッション雑誌ではちらほら日本版は発売されているけど
インテリア雑誌ではほとんどなかったのだが、最近少しずつではあるけど日本版がでるようになった。
みんなのインテリアに対しての興味が増えてきたのだろう。
嬉しいことだ。

マーサ・スチュワートは、生活するすべてのスタイリングができる人だ。
フード・インテリア・フラワーなどなど。
トータルでスタイリングできるスタイリストはなかなかいない。
出版されている本もジャンルはさまざま。
デコレーション(インテリア)や雑貨の作り方やら、ガーデニングやら、フードやら
ウエディングやら、パーティのおもてなしやら、なんやらかんやら。
いろんな引き出しがあってすごいなあと思う。

私も彼女のように一つのジャンルにこだわらず
いろんな引き出しを持ってトータルで提案できるようなそんな人になりたい。
私の場合は、雑貨であり、写真であり、音楽であるのだけど。

フード・インテリア・フラワーのいずれかに興味のある方は
ぜひMARTHA STEWARTの本を見ることをおすすめします!
私の好きな彼女の世界、きっとなにか吸収できるはずです。





7月7日(日)辻井コースケ

たなばた。
今日はシャプーズのギタリストであった辻井コースケ氏のソロライブ。
長堀橋のペーニャという初めて行く場所。
弾き語り。
浴衣姿に頭はタオル巻き。下駄。
辻井氏のこよなく愛すビール。
この4点セットがとてもよく似合う。

以前彼の所属していた劇団の芝居を見に行った時に
その前座で弾き語りで歌を歌っているのを見たことはあるのだけど
ソロでライブという形で見るのは今日がはじめてだった。
「どんなんやろ?」と始まる前はドキドキ。

演奏終了。
感想をいいます。
辻井コースケ氏はやっぱりかっちょいい人だなと思いました。。
全部で9曲ほど演奏したのですが、曲もいろいろバラエティにとんでいて
ボサノバのあの名曲をカバーした「伊勢志摩の娘」(このタイトルから想像しましょう)や
片思いの時に作ったという曲、
自分が歳をとるならこんなおじいちゃんになりたいという曲。などなど。
歌詞もおもしろくて、でもグッときて
しかもやはり構成やコードのひねり節は全快で、
曲も凝っているので最後まで全く飽きずに
楽しんできけました。
なんと言っても、彼の人柄がにじみ出ているというか
聞いていてすごく楽しくなれて、いい気持ちになれて、前向きになれて
私も負けじとこういうことをやりたいなと純粋に思いました。
本当いいライブでした。

バンドを抜けた人のライブをなんで見に行くの?
イヤじゃないの?
なんて言われたりしたみたいですが
私は全くイヤじゃありませんでした。
私は彼の音楽性が好きだし、人柄が好きです。
だからきっといいものが見れるだろうとワクワクして見に行きました。
私は純粋に彼の音楽が聞きたいと思ったからです。

私も昔はつまんないことをグチグチいったりしてしまったけど
今はいろんなことに挑戦している彼に刺激を受けたいし
いろいろ彼から吸収できたらいいなあと思います。
それがお互いにできたら申し分ないし、そうなったらステキだなあと思います。
おそらくシャプーズのあとの二人もそう思っているんじゃないかなと思います。

9曲のセットリストのうち、2曲その場で曲を決めるというのがあったのですが
そのうちの1曲にシャプーズの「向日葵」という曲を歌ってくれました。
もともとアコースティクな曲だったのでピッタリだったのですが
自分でつけた詞を私ではなく彼が歌うのをきいていると
なんだかグッときてしまって目に涙がいっぱいになりました。
寂しいとか悲しいとかいう感情ではないのだけど
まさかシャプーズの曲を演奏してくれるなんて思っていなかったのでうれしかったのと、
あと純粋にいい曲なのでなんだがグッときてしまい、そこに自分の歌詞もシンクロしました。

お互いにこれからもいいもの作っていきたいと思います。
辻井コースケ氏、おつかれさまでした。
また飲みましょう。




7月3日(水)「ヨコユレノテビキ」


ヨコユレ中のFILM ACO FLAMEとお客さん
(写真をクリックすると3CUTのライブ写真が見れます)


FILM ACO FLAME主催のイベント、ヨコユレノテビキvol.4がファンダンゴで行われた。
FILM ACO FLAMEのベースのモリシタさんはダイスでお世話になっている人だ。
モリシタさんは少々長渕剛に似ているが、Shapoos共々とてもよくしてもらっている。
しかし、うちのベースがお気に入りなので、私がチケットを取りにダイスに行っても
「チッ。ベースの子じゃないんか」と舌打ちをされる。
そんな仕打ちにもめげず私はモリシタさんに会いにファンダンゴへ。

今日はFILM ACO FLAMEのレコ発というだけあって会場はすごい人。
しかもお客さんの顔ぶれはバンドマン率多し!
こないだのknitのレコ発でお会いしたメンバーともたくさん会った。

私はヨコユレノテビキのvol.1の時に見に行ったのだが、
今回でFILM ACO FLAMEを見るのは2回目。
普段は2人でやっていて、ベースとアコギ&ボーカルの編成なのだけど
今回はバンドバージョンだった。

ヨコユレノテビキ。
演奏が始まるとハコの中がFILM ACO FLAMEの空気に包まれる。
心地よいリズム、音、声。
体が勝手にヨコユレする。まさしくその名の通り。
私は前列にいたのだけど、お客さんの顔を見ると
ほんとみんな楽しそうに心地よく揺れていて
ハコの中一体がその空気に包まれている感じだった。
こんなに楽しいライブは久しぶりだった。
本当かっこよかった。
もっともっと聞きたいと思った。

そして実はファンであるFILM ACO FLAMEの専属PAのSさん。
昔私が某ライブハウスで働いていた時によくPAをしに来られていて知り合った。
その頃からバンドさんへの接し方とか対応とか
例えばリハの時にどんなにムチャなことを言ったり、
どんなにカチンとくるようなことを言ったり、そしてどんなにド下手なバンドであっても
いっさい表情に出さずいつも冷静でちゃんと相手に丁寧に対応し、音をつくる。
その仕事に対する姿勢を見て職場のみんなでよく「Sさんはなんて大人なんだ!!」と言ったものだった。
(いやそれが当然のことなんだけど、他のみんなは絶対そういうバンドにはキレていたので)
そのクールさがステキで(でも実はギャップがあっておもしろい方らしいのだが)
そしてSさんのするPAも好きであった。

音に対する専門的な知識はない私だけど
やっぱりFILM ACO FLAMEの音が一番心地よく耳に入ったし、
一番かっこよかった。純粋に。
やはりバンドとそのバンドの音を熟知する人が作る音と
そうでない場合とでは違うなーと思う。
なんだろう、安心して聞ける。
そんな両者のコンビあってのサウンド。
両方の作る音がかっこよかったからこんなに心地よくなれたのだろう。

本当ライブも演奏も音もどれをとってもかっこよかった。
また見たい。
そして次回のヨコユレノテビキvol.5、楽しみにしてます。
またヨコユレさせてください。