9.19(fri) おっさんの経営する店



会社の近所のお好み焼き屋へ行く。
会社の近くにあって、結構おいしいと評判のお好み焼き屋さんだったのだが
私はまだ行ったことがなかったので、会社の友達と食べに行く。

以前に、うちの会社(印刷会社である)にお客さんからこんな電話があった。
「あのーお聞きしたいんですけど、御社の近くのお好み焼き屋さんの定休日っていつでしたっけ?」
という問い合わせであった。
お好み焼き屋の電話番号を調べて、ここにかけて確認してみてくださいと告げたところ
「ありがとうございます!では!」と言って電話をきられた。
今から行こうと思ってんねん!というかなりの気合いの入った声であった。
そのぐらいの評判なのである。

よくある庶民のお好み焼き屋の店構え。
そしてなぜか、おっさん二人でやっている。
普通お好み焼き屋って、二人でやっている場合はたいてい夫婦でやってるケースが多い。
おっさん二人というのは初めてのケースだ。
「この二人は一体どういう関係なのだろうか・・・」と妄想が膨らむ。
顔も似ていないので兄弟説はまずないだろう。

おっさんだけでやっている店といえば
姫路の飲屋街に「喫茶魚町」という24時間やっていて年中無休の怪しい喫茶店がある。
そこの店員は全員おっさんで(4人ぐらいいる)、しかも喫茶店ではありえないぐらい
普通の格好をしたおっさんばかりなのである。
そんなおっさん喫茶なのだが、フードメニューがものすごい!
丼ぶりから、トンカツ、カレー、ラーメン、オムライス・・。
そこらのファミレスに負けないぐらいの品揃えだ。
しかしカウンターのところに厨房らしきものがあるのだが、
その設備からして、あまりにもちゃちいので
そんなすごいメニューがどうみても作れそうにない。
そしてどう見てもおっちゃんは料理なんざ作れそうにないたたずまいである。
でも注文するとなぜか、その料理がでてくるのだ。
予想するに、実はいろんな所と闇で取引をしていて、注文が入るとラーメンなら、とあるラーメン屋、
トンカツなら、とあるトンカツ屋に連絡をし、
秘密のトビラから持ってきてもらっているに違いない。・・と思う。
お客さんもお客さんで濃い。前に行った時は、ひたすら叫び続けているお客さんがいた。
トイレにはなぜか扉があって、油断しているとさらわれそうな勢いである。

そんな怪しい店なのだが、味はうまい。
田舎なので食べ物屋さんも閉店するのが早い姫路で
深夜でも営業している喫茶魚町は、飲んだ後に行くことができる私たちの唯一の憩いの場である。
そんな危険をおかしてまでもついつい行ってしまう店、それが喫茶魚町だ。


注文したお好み焼きと餃子と焼きうどんが到着。
うまい!!
おいしくて満足した私たちは、このおっさん二人は「友達」ということにしておいた。
おっさん何人かで経営するお店は、おいしい店なのかもしれない。



一緒におっさん二人の謎を解明しようと試みたメンバー。










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