Anko's diary




Anko 訪問 SCHEDULE

MOVIE     ジョゼと虎と魚たち ★★★★                
ART&PICTURE     〜2/1 奈良美智展「S.M.L」in graf(大阪 中之島)★★★
ZACCA     1/17〜1/26「タンポポ展」 in dan-de-lion(大阪 南堀江)★★★★
        1/17〜2/15「チョコレートとミルク展」cotylifere個展 in poele(尼崎)★★★★★
LIVE      1/24 タンポポ展のイベント リュクサンブール公園、アニメーション上映 ★★★★
            in Contents Lavel CAFE(大阪 本町) 


      ※★指数は、実際に行った所の★5個満点の個人的採点指数です

  

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1月24日(土)タンポポ展



南堀江にあるden-de-lionさんの3周年記念イベント「タンポポ展」に行く。
タンポポをテーマに(den-de-lionはタンポポという意味)した作品を展示するもので
参加した作家さんは総勢35名。
場所は本町にある
コンテンツレーベルカフェで行われた。
上の写真は参加したまゆみんことcotylifereの作品のたんぽぽのピクニックセット。
みんな同じ「たんぽぽ」にちなんだ作品でも、それぞれ個性的でとらえ方が人それぞれだが
みんなたんぽぽの黄色がテーマカラーになっているので、
バラバラだけど、統一感があって、展示的にはとてもおもしろかった。
同じテーマで展示されるとやはり、統一感があってよい。

このタンポポ展は1月17日〜1月26日まで開催していたのだが、
その日の中で、今日はライブとアニメーションの上映があったので、イベントに参加した。
場所はコンテンツレーベルカフェ。
ものすごい人である。
60人が定員なのだが、もうすでに店内はギュウギュウだ。
中にはいると、手作りタンポポエプロンと、マフィンとドリンクのセットが手渡される。





ちなみにこのエプロンはden-de-lionのオーナーさんの手作りだそう。
60枚も手作り!!すごい。
今回のイベントでよかったのは、アニメーションだ。
kanaさんという方のアニメーションなのだが、アニメーションといっても動くわけではなく
スライドショーといったかんじ。
でもそれがとてもかわいくて、そしてスライドショーにあわせて
LPchep3という東京のバンドさんが演奏する。
その演奏がアニメーションにとてもあっていて、見ていてほのぼのとしてしまった。

そしてよかったライブはこの
LPchep3というバンド。エルピーチョップスリーと読むらしい。
ヴァイオリン3人とキーボードという編成。
キーボードの人はたまにギターも弾く。
これがすごくよくって、CDを買って帰った。

それにしても、お店の3周年の記念イベントにこんだけたくさんの人が集まって
こんな楽しいパーティを開催して、なんてステキなんだろうと思った。
自分もお店をして、何年かの記念イベントにこれぐらいの人がきてくれたら嬉しいなあ、
これを目標にがんばろう!と思ったのでした。

雑貨的なイベントって、まだ2回しか行ったことがないのだが
2回ともわりとゆるかったので、
今回は、どうなんだろう・・・とちょっとドキドキしていたのだが
今回のイベントは、とても心温まるイベントで、よかったです。
でも雑貨的イベントで、楽しんでもらうメニューを作るのは大変だなあと改めて思いました。
いつか自分もやってみたい・・。
お店のプレオープンでミニイベントができたらよいなあ。





1月24日(土)cotylifere個展「チョコレートとミルク展」



コースターとクロスたち
cotylifereことまゆみん 


(左)バッチやネックなどのアクセサリー、ストラップたちなど  (右)はりねずみくん。カップの中の色鉛筆を使って記帳ノートに。



大の雑貨友達であり、そしてお店「JAM POT」でも雑貨部隊主要メンバーにもなってくれる
まゆみんことcotylifereの個展「チョコレートとミルク展」を見に行く。
cotylifereは、大阪茶屋町のprickleさん、神戸栄町のberetさん、京都北山のalphabetさん
大阪南堀江のden-de-lionさん、吹田関大前のkoko-tiさんで雑貨を販売している作家さんである。
今年に入ってから怒濤の個展を展開するまゆみん。

「チョコレートとミルク展」
1.17〜2.15 尼崎poele
  3.6〜3.18 神戸栄町beret

「小さな動物園」
3.21〜4.4 京都北山alphabet

今回訪れたのは、尼崎の立花にあるpoele(プワル)さんでの「チョコレートとミルク展」である。


土曜日と日曜日のみ開店しています。


チョコレートとミルクをテーマに、チョコ色とミルク色のボタンや布を集めて作られた雑貨たち。
poeleさんの1部屋をまるごと使っての展示。
poeleさん自体が白い壁と茶色の床で、チョコ色とミルク色。
それ自体がとてもかわいいおうち空間なうえに、そこにさらにまゆみんの展示が重なると
本当、かわいいステキ空間で、まるで異世界にトリップしてきたかのようである。
poeleさんについてはちょうど去年訪れた日記があるので、そちらの方もよければ見て頂きたい。
2003年1月11日の日記です。

ディスプレイも細部までこだわっていて、見せ方もかわいいくって
どこを写真で撮ってもかわいいので、どう撮ろうか困ってしまった。
今日はまゆみんと12時に立花駅で待ち合わせして
3時過ぎぐらいまでpoeleさんで過ごしたのだが
あまりにもほっこりしてしまって、何時間でもいれてしまう。
訪れたお客さんに、チョコレートをサービスしたり
作った雑貨について、丁寧にお話しをしたり、
お客さんも、かなりほっこりされているようだった。
まゆみんの人柄がでていて、本当あたたかい、そしてとてもかわいい展示だったと思う。

2月15日までpoeleさんで展示しているので、まだ見に行かれていない方はぜひ見に行ってください。
当日、poeleさんでまゆみんに会いたい!!と思われた方、またお問い合わせのある方は
こちらまで→





1月13日(火)誕生日

29回目の誕生日である。
やはり、いくつになっても誕生日はうれしい。
朝からウキウキするね。
家に帰ったらおいしいものが食べられる!と思うと
たとえ昼間にイヤなコトがあっても、常に笑っていられそうである。

今回の誕生日は家でお誕生会。
焼き肉パーティをして、甘いチュウハイを飲んで、ケーキをたらふく食べる。
なんてステキな日なんだ!
しかし何歳以来でしょう、「えみちゃんおたんじょうびおめでとう」と書かれたケーキを食べるのは。
ちなみにあまり知られていませんが、私の本名の下の名前は「えみ」なのです。
親に名付けてもらっておいて、こんなことを言ったらイケナイことはわかっているんですが
どうも「えみ」という名前が自分にはしっくりこなくて
いっそ、本当に「あんこ」と改名したいぐらい、自分の名前は苦手です。
なんか、自分の顔に合ってない気がするんだなあ。
「あんこ」の方が断然あっている気がする!
現に仲の良い友達でも下の名前を知らない人が多い。
下の名前は「安子」って書いて、「あんこ」って読むねん。
って言ったら、本気で信じていた友達もいたし。

まあ、そんなこんなで久しぶりにそんな、おケーキをいただいて
テンションあがりました。
タイゾウ氏からキューブリック監督のDVD「2001年宇宙の旅」をプレゼントに頂きました。
テレビの年末の番組で、「月面着陸のアポロの映像は、キューブリックが作ったニセ映像だった!!」という
番組をやっていて、「なにー!!それはえらいこっちゃ!!」ということで真剣に見ていたら
人類が月面に着陸する前に、「2001年宇宙の旅」は作られていて
その映画での映像が、本当に月に行った時や宇宙空間での映像と全く一緒だった!ということで疑われていて
どうのこうの・・・という番組だったのだが
結局その番組はエイプリルフールに放映されたニセ番組で、見ていた私たちはまんまと騙されたのでした。
その時に、その映画を見たことがない私は、見てみたい!とタイゾウ氏に話したら
あの映画はすばらしい!!と大絶賛していて
で、プレゼントしてくれました。
去年の誕生日は「FULL MOON」という月の写真集をもらったので
今年も月がらみのプレゼントということで。

宇宙とか銀河系とか、そういうの昔からすごく好きなんです。
宇宙のことを考えていたら、気が遠くなっていって
なんで宇宙ができたんだろう・・とか考え出すともう、とまらなくなって
ああなんて人間はちっぽけなんだ!とか、私はなんで存在しているのか!とか
しまいには死んだらこの私の意識はどこにいくのか!とかまで考えが発展して
しまいにはわけがわからなくなって
次はしょうもないことで悩んでいることとかがあほらしく思えて
人生には限りがあるから、楽しく生きなきゃ、損損!!
やりたいことをめいっぱいやんなきゃ!!という結論に到達して
一皮むけられるんです。
だから宇宙の話は好きなんです。

で、2001年宇宙の旅を見ました。
こりゃすごいですね。すばらしい!!
1968年に製作されたとは思えません。
でも少し難しい映画でした。
わからなかったので、どういう意味なのか?とタイゾウ氏に聞いて、なるほど!!とようやっと理解できました。
その前にツタヤで「ドニー・ダーコ」を借りてきて見て
これもまたどう解釈していいのかわからなかったので、頭を悩ませていたのですが、
自分で解釈しないといけない映画は、私は想像力が乏しいのでなかなかこう自分で解釈できないんです。
ああ、しかし映画って奥深いですね。
宇宙が好きな方もそうでない方も、まだ見たことのない人はぜひ2001年宇宙の旅を見てみてください!

また、私は一皮むけました。




1月12日(月)奈良美智「S.M.L」展

中之島にあるgrafに奈良美智の展示を見に行く。
奈良美智は2002年に芦屋の美術館で開催された個展「I don't Mind, If You Forget Me」を見に行った以来だ。
(この時の展示の感想は2002年3月24日のダイアリーに記載しています。たいしたレポじゃないけど・・・)

S.M.L展というのはタイトル通り、サイズを表すのだが
Sの部屋、Mの部屋、Lの部屋と3つの部屋で構成されている。
Sの部屋は子供部屋になっていて、大人が入るとかなり狭く感じられる部屋、
Mの部屋はミニアトリエ、Lの部屋は大きなスクリーンでスライドショーが見れるというもの。
どれもグラフとのコラボレーションで、その部屋をグラフのスタッフが作成し、
中においてあるイスやテーブルもグラフが作成したものである。

Sの部屋とLの部屋は、こないだ出した、奈良美智の写真集よりの抜粋であった。
ミニアトリエは、奈良美智が書いたイラストを展示しているのだが、
本当アトリエ!といった感じで、前回の個展の展示でもあったシリーズの展示で、
封筒の裏やチラシの裏に書いた絵、走り書きの絵、スケッチなどのラフなスタイルの絵の展示であった。
このまたラフなスケッチがかっこいい。
どれを見てもセンスを感じるからやっぱりプロはすごいなと前回と同様に思うのであった。
そして散乱具合がまたよかった。いかにも今まで奈良美智が使っていた!という空気だったのだ。
実際、10日間グラフに滞在して制作したらしいので、
そのままの空気が残っているのかもしれない。

このミニアトリエはよかったのだが、Sの部屋とLの部屋はもひとつだなーという感じであった。
両方とも写真はダブっていて、写真集自体が、バラバラな感じの写真のセレクトだから
スライドショーも、もひとつ一貫性がなく、あんまり何がいいたいのかわからない。
奈良美智の写真はすごく好きなだけど、やっぱり写真の展示ってある程度テーマがないと
何がいいたいのかわからないなあと、最近特に思っているので
今回の展示もそのように感じてしまった。
しかし、戦争がテーマのFOILという雑誌の奈良美智の写真はとてもすばらしい。
川内倫子と奈良美智の写真で構成されているのだが
写真家の川内倫子の写真より、奈良美智の写真の方がすごくよかったのだ。
絵だけじゃなく、こんないい写真も撮れるなんて、なんて多才な人なんだ!!とびっくりした。

・・・というわけで、今回の展示はアイデアはおもしろいし、ミニアトリエはよかったけど
SとLの部屋が私的にはもひとつだったので★3個かなあ。
しかしグラフの家具は高すぎるね。
Sの子供部屋にあった、ちっちゃい子供イスをみたらなんと13万円!!
そりゃないやろ!!ちょっと高すぎとちゃうん?ぼったくりすぎやろ!?などと
ちょっと疑問をもってしまった。
確かにイイ椅子なんだろうけど、なんかねえ。
買う人いるんかなあ・・。




1月11日(日)ジョゼと虎と魚たち



ジョゼと虎と魚たちを見に行く。
クリスマスプレゼントにこのチケットを
タイゾウ氏からもらった。
入院したクリスマスイブは、死にそうにしんどくて
お見舞いに来てもらっても、話をすることもできず
プレゼントをもらっても、中を見る余裕すらなかった。
面会時間が終わる夜10時前に、やっとすこしましになったので
中を見てみたら、私の好きなテントウムシグッズ。
そしてそのパッケージの裏にこのチケットを発見した。
前から行きたいと思っていた映画だったので、嬉しくなって
しんどさも吹き飛んだ。

昨日やっと病院での検査が合格したので、今日は復帰祝いとしてこのチケットを持って映画を見に行った。
スカイビルにある梅田ガーデンシネマへチョイノリで向かう。
久々のチョイノリである。40キロしかでないがやっぱりかわいいヤツだ。
2時20分からの上映で、2時に着いて余裕だ!と思ったら、もう立ち見しかなかった。
仕方なく整理券をもらって、次回の上映を待つことにした。
「こんな大人気なのか!」少々びっくりする。

時間つぶしに、中津の雑貨屋さんを巡ることに。
アジア系の雑貨屋(名前忘れた)、レドショッセに行って、中津商店街にあるKITIJITUへ。
特に雑貨的な収穫はなかったのだが、いややはり中津商店街はすごい。
ジャンクというかシュールというか・・。
心がえぐり取られそうになるぐらい寂しいただずまい。
カフェ☆印が閉店してしまったので、さらに寂しさが増している。

中津をウロウロしていると時間がきたので、ガーデンシネマへ。
R-12指定で、池脇千鶴のおっぱいポロリシーンがあって
とても評判はよいが、後味の悪い寂しくなる映画。
これが私の耳に入ってきた情報であった。
身体障害者の話だし、ダンサーインザダークの日本版みたいな感じなんかなあ・・と思った。
ダンサーインザダークは心を打たれるものがあったので、また心を打たれるかも・・と期待をした。
そして私のこの映画のもう一つの期待は、くるりが音楽を担当していること。
くるり大好き人間の私は、さらに期待を胸に膨らませたのだった。

そして映画の感想は・・・。
ダンサーインザダークまで残酷ではなくて、もっと現実味を帯びていた。
決してハッピーエンドではない。
残酷ストーリー。
後味は悪いが、総評して☆5個中4個かな。
なぜなら池脇千鶴の演技がすごかったから。
彼女がすばらしかったので、ものすごく引き込まれるようにして見た。

そしてくるりの音楽はというと、
うーん。ストーリーの中の挿入されている音楽はそんなになくって
くるり!ってわかるようなものは少なかった。
そこはちょっと残念だ。
でもエンディングに流れた「ハイウェイ」は、すばらしい。いい歌だ。
やっぱり、サントラを買って帰った。
今もそのサントラを聞きながら書いているのだが
前回の「How to go」も良い曲だったが
今回の「ハイウェイ」も良い曲だ。
やっぱり、くるりはすばらしい。
岸田くんはすばらしい。

えっと見ようかどうか迷っている方は・・・
そうですね、後味の悪い残酷な映画があまり好きじゃない方は
あまりおすすめできません。
でも池脇千鶴ファンの人は、絶対見た方がいいです。
ものすごくかわいいです!
くるりが好きっていうだけの人は
サントラを聞くだけでいいかもしれません(映画ではよくわかんない)。

私は見に行ってよかった、です。