第9章 カフェ


すでに述べましたが、私たちの今回の旅のメインは雑貨を買うこと。
雑貨に一番お金をかけたい。
そのためには、他の物は節約、節約。
もちろん、食べ物も節約、節約。

しかし!
フランスは消費税19.6%もするので、
食べ物の物価がえらい高いのである。
私たち、二人はパン大好きっこなので、
食事はパンをメインにして、安くあげよう!ということだったのだが、
パンも結構高いし、飲み物も高いのである。
自動販売機が街にはないので、飲み物はお店で買うしかない。
屋台で売っているサンドウィッチ1つとジュースを買っただけで
700円ぐらいかかってしまうのである。

・・というわけで、できるだけ、カフェでのランチは控えて
パンを食べ歩きするという作戦をとっていたのだが、
やはり歩き続けていると疲れてきて、休憩したくなるし、
トイレも行きたくなるしで、カフェでカフェクレーム(ミルク入りコーヒー)を一杯頼む
っていうパターンが多かった。
ちなみに、パリのカフェでは、よそで買ったパンとかを
店内で食べてもオッケーらしい。



嬉しげにランチを食べるの図。

はじめは、せっかくやし、ちょっとだけランチをしてみた。
かぼちゃのスープセット。
テラス席で。
パリでは、ものすごくテラスというか道路というか、外に座席があるお店が異常に多い。
みんな外で食べたがるみたいだ。
でも雨が多いパリなのに、雨が降ってきたらどうしているんだろうか・・。
いつも、あ!雨だ!ってなって、外を見渡したら、
さっきまで外にみんないたのに、いつの間にか中に入っている。
ものすごいすばしこさで移動しているのだろうか。謎だ。




ランチにパンがついているのに、さらにパンをカゴに入れて持ってきてくれる。
食べ放題は嬉しいのだが、そんなに食べられへんで。
ここはおばちゃんパワー全開で、こっそり持ち帰り作戦。
明日の朝食にしよう。



カフェクレーム。

こっちでは日本のようなコーヒーはなく、
「カフェ」といえば、デミタスカップに入ったエスプレッソになるのである。
どうも、分量が少なすぎるのが、腑に落ちない私は
エスプレッソがキライだ。
なので、毎回カフェクレームを頼む。
ちなみに、紅茶はメニューにあることろは少ない。

そして、不思議なことに、どこのカフェに入っても、
かならずこのカップ&ソーサーででてくるのだ。
しかも、砂糖はこの砂糖!
どこに行っても、である。
この業者が、パリのカフェ業界を牛耳っているのであろうか。




まゆみんとパンを持ち寄って、カフェで朝食の図。
ちなみに上の写真とこの写真は違うカフェである。
やっぱり器は一緒だ。




アメリのカフェへ。

カフェクレームを注文したら、
他とは違い、なぜかものすごい生クリームが上にのっかっていた。
ちなみに器は、色違いの赤です。




カフェでオレンジジュースを頼んだら、
なぜか一緒に砂糖を持ってきた。
いや、これ冷たいジュースやねんけど・・・。
飲んでも充分甘かったんですが、さすがのシロップ部部長も、砂糖は入れませんでした。
パリ人は、砂糖いれるのかしら。溶けるのかしら。


この旅期間中、レストランでディナーなど、とんでもない!ということで
一度もちゃんとしたお店へ行くことがなかった、私たち。
せっかくやし、最初で最後にレストランへ行こう!と
最終日にホテルの近くのレストランへ。




じゃじゃん。本日のディナー。
貝、たくさん!コース。
しかも、器はル・クルーゼでございます。
こんなにたくさんの貝を生まれて初めて食べました。



そして、食後のデザートは、ワッフル!!でか!


そうして、最後にディナーを食したのでした。




帰り道に撮った写真。
夜9時ぐらいになってやっと、辺りが暗くなる。
それまではずっと昼間のように明るい。
なので、暗くなってからは全然外に出なかったのだが、
初めて夜景たるものを見た。
ホテルから近くなんだけど、こんなにキレイだったのね。





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