「空と僕」展

9月28日(水)〜10月10日(月・祝)

in ONE PLUS 1 gallery



空を見上げると、自分はなんてちっぽけなんだろう、と思う。
一体この先はどこまで続いているのだろう。
宇宙の壮大さを感じると同時に、自分はなぜここにいるのだろうかとよく思った。
そして、自分はどこに行くのだろうか、ともよく思った。
思っても考えても答えはみつからないので、考えないようにして時は過ぎた。
大人になった今、漠然とだけど少しわかるようになった。
普段、室内で1日中仕事をしていると、空の移り変わりを感じることなく毎日が過ぎてしまう。
都会の中での空もそうだ。
ただ、ああ暗くなってきたなかとか、晴れてきたなとか、光を感じて過ごすだけだ。

休みの日に、1日中空一面が見える場所で過ごす。
いつのまにか変わっていく雲のカタチ、空の色。
そして最後はなんともドラマチックな夕焼けの中、太陽が沈んでいく。
こんなキレイ景色が毎日見れるのにもかかわらず、私たちは全く感じず、暮らしている。
なんてもったいないことをしているのだろうと、私自身についても思う。

そんな中、ふと気づいた時に見上げた空がとてもきれいだった時、シャッターを切る。
きっとみんなそうなんじゃないだろうか。
忙しい現代人だからこそ、普段なかなか見れない、美しい空のカタチを残しておきたいと。

そんな思いが詰まった空の写真を、人の表情も一緒に入れて、「空と僕」をテーマにした写真展を企画しました。
23人それぞれが見た空と僕。
私たちが普段忘れかけている、空の景色を感じてもらえたらな、と思います。