Anko's diary


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4月29日(月)須田一政写真展

ゴールデンウィーク前半が終了。
1日目が神戸(栄町)、2日目が大阪(堀江)、3日目が京都(一乗寺)と
関西3都市を制覇しました。
いずれも内容はギャラリー&雑貨屋&カフェ巡りなんですが。
一番よかったのは心斎橋にある「
ナダール」というギャラリーに展示された
須田一政の写真展でした。

全部ポラロイドの展示で、その写真の共通項はゴムマスク。
いろんなゴムマスクをかぶった女の人が写っていて、
窒息寸前みたいな感じのものから、ちょっとおまぬけなマスクまでいろいろ。
かなりの点数の展示だったのだけど、ここまで一貫してゴムマスクの写真で構成されていると
逆にすがすがしくなって、本来なら不自由をしいられている被写体も
ここまでくると見ていて逆に自由を感じる。
それがおもしろかった。

あとでギャラリーの人に聞くと、本人は本当のゴムフェチらしく
しかも還暦の60歳を越えていると聞いて驚いた。
これが60歳の人の写真?
とてもそうは見えなかった。

だって普通60歳とかの人の写真って
たいがいでっかい望遠レンズを持って、
山や川やにでかけて景色を撮ったり子供を撮ったり
そういうのが主流じゃない?
それがこんな変なゴムマスクをかぶった女の人の写真ばっかなんだもん。
かなり、かっこいいエロじじいである。
ステキだ。

年寄りでもセンスのある人はかっこいい。
若くてもセンスのない人はかっこわるい。
年なんか関係ない。
その人がどういうことをしたいと思っているか
何を考えているかでいくらでもかっこよくなれるのだ。
だから年をとることは全然恐れることではない。
年なんて気にする必要はない。

まるで自分に言い聞かせているようだけど
私は自分が年をとることについて
不思議なくらい何の焦りもない。
だいたい焦っている時点でもうかっこ悪い。
なるようになるのだから。自分次第で。

須田一政の写真を見て、そんなことを思った。
私もかっこいい歳の取り方をしたい。いや、しよう。





4月23日(火)潤いのひととき

  
「haus」の晩ごはん

仕事が終わって神戸に行く。
栄町にある「haus」にクツをオーダーしていたのでとりにいく。
オーロラシューズという、革で一つ一つ手作りのクツ。
お気に入りのクツが一つ増えて嬉しい。

クツをゲットして、2階のカフェに行って、ご飯。
窓に面した席で夜風にあたりながら食べる。
「ゴールデンウィーク前は暇なんですよー」と店員さんと話しをする。
なるほど、お客さんも少なく、まるで自分の家のようにくつろぐ。

神戸の街を散歩がてら旧居留地のスタバに寄ってカフェモカを飲む。
オープンカフェでまどろみながら少し詩を書いてみた。

栄町〜旧居留地のあたりはかなり好きだ。
特に夜の街が好き。
街の静けさ、街灯、建物の雰囲気がどことなくフランスに行った時の感触と似ていて
ちょっとシンクロして懐かしく思ってしまった。

あの八百屋で働いていた男の子どうしてるかな。
文房具屋のおじいちゃん元気かな。
こうしている今も海の向こうでみんなそれぞれの生活をしているんだなあと
思ったらなんだか不思議になる。

くつろげる時間、まどろめる場所、そこにいる自分。
たまには日常の世界を忘れてゆったりすることも必要だ。
旅もだから時には必要。
でも自分の好きな街で、そして自分の好きな空間で、
ゆったり過ごすことができたら、それはそれで自分を潤わすことができるだろう。
そういう時間も必要。

今日はちょっと潤った。
静かな街がそっと与えてくれた。
今日はよく眠れそうだ。





4月22日(月)クレヨンしんちゃん

映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を見た。
去年公開されたこの映画。
去年、かなりの映画好きの友達に「今一番見たい映画何?」と聞いたら
「クレヨンしんちゃん」と答えられた。
その時は「え?しんちゃん?まじで?」とかなりハテナだった。
が、これまた同じ時期にマニアックな映画通の人に同じ質問を投げかけたところ
「クレヨンしんちゃん」と答えられた。
「ええ??」

どうやらこのしんちゃんの「オトナ帝国の逆襲」は評論家の間でもかなり評価が高く
「最高傑作だ!」と言われるほどの盛り上がりを見せていたのだ。
・・というわけで、どのくらいおもしろいのか!と気になっていた映画、
クレヨンしんちゃんを今日初めて見ることにした。

そしてズバリ見終って「本当だ!噂通り傑作だ!!」ということが判明した。
もちろん、いつものしんちゃんのおばかな笑いの部分もおもしろかったのが、
それ以上に話の内容がかなりの大人向けの内容で、これがまたぐっとくる内容だった。
おそらく小学生にはわからないだろう。
オトナが見てもおもしろいというより、オトナが見ないとおもしろくない。
しかもぐっとくるシーンでは2回ほど泣きそうになった。

子供の頃、バカボンをテレビでよく見ていたけど
「ばかばかしい漫画」という印象しかなかった。
が、オトナになってからバカボンを見てびっくりした。
「ええ?バカボンってこんなにおもしろかったんや!
しかも社会問題とかブラックな話とかこんなに盛り込まれていたんだ!」と。
子供の頃ではそのおもしろさや、内容の意味がわからなかったので、
今になって気づくのである。

きっとしんちゃんのこの映画を見た子供たちもそうなるであろう。
オトナのみなさん、ぜひ見てみてください。
笑いもあって、グッとくる映画を見たい人は
ぜひぜひおすすめです。





4月21日(日)京都めぐり

  
太陽カフェのケーキと外観


出町柳から叡山鉄道に乗る。目指す場所は茶山〜一乗寺。
まずは茶山駅で降りて、京都造形大学へ向かう。
「写真新世紀」の優秀作品の展示を見にいくためだ。
作品の写真集はまあよかったが、展示にはあまり力をいれてなくてあんまりであった。
決められた空間を使って見せるということは難しいと改めて思う。

雨が降る中、川沿いを散歩しながら、「太陽カフェ」に行く。
太陽カフェは内装がすごくかわいい。
手作りのタイルのテーブル、床からこぼれるライトの灯り、おいしいランチ。
すべてが和む空間だ。あんこカフェの参考にしたいお店の一つだ。

その後は、また川沿いをあるいて一乗寺にある恵文社(本屋)、タバック(雑貨屋)へ。
一乗寺を満喫した後は、三条に向かう。
目指すは三条のニュートロンというカフェ。
そのカフェはギャラリースペースもあって
かつアーティストが自分たちの作品を置くことが出来てカフェでそれを閲覧できる。
その情報を知って「活気的なカフェやん!」と訪れたのだが、
作品は決められたファイルで見せることが決まっていて
どのファイルにどんな作品が収まっているのかわかりずらく
「まだまだだな」と言って(何様やねん)帰った。
でもクルミとレーズンのショコラ(ケーキ)はおいしかった。
ああ、チョコレート禁止令は未だかつてほぼ実行されていない。

ここ最近、神戸よりも京都によく訪れている。
私の中で最近、京都があつい。
ゴールデンウィークも訪れる予定。
次もいろんなおもしろいものに出会えますように。





4月18日(木)コラボレーション



            第一回目のコラボレーション      photo by YAN


今日はシャプーズのオムニバスCD完成記念大宴会の前に
みさりんと今度の写真の撮影の打ち合わせをする。
今回は、前にも書いたように二人のコラボで花と雑貨をからめた写真を撮る。
二人のセンスが相乗効果をもたらして、いい作品が撮れたらいいなあと思う。

どういったのを撮るかを具体的に決めるために話をすすめる。
不思議なもので、それまでは漠然としていたものが、
話をすすめていくと、急に頭の中にイメージができあがってくる。
その撮影の空間と、撮った写真の絵柄が鮮明に頭に映っている。
不思議だ。

二人には思い描くイメージに多少のズレがあったとしても
共通しているものを多く持っているので伝わりやすい。
そして仮に違うイメージがあったとしても
お互いそれに共感できることが多い。
好きな物が似ているからだろう。感性も似ているのかもしれない。

今回は、みさりんが作った花に私が雑貨をおいて演出するだけでなく
逆に私が雑貨で作った空間に、みさりんが花で演出したりもする。
まさしくコラボレーション。


大学生の時、サークルで一つ上の女の先輩と仲良くなった。
当時の私はやりたいこともなく、夢もなく、ただ流されるままにすすんでいた。
そんななか、「花がやりたい」と自分の道をさがし、
大学を辞めてその道にすすんでいくその先輩に心をうたれた。
のんべんたらりと大学生活を送っていた私にとって、それは結構ショックであった。
「私はこのままじゃダメだ。私もやりたいことをさがそう。」
そしてそれがきっかけとなって、自分の道をさがした。
そして雑貨の道を選び、大阪にでてきたのである。

その先輩がみさりんだった。
当時は今みたいに一緒にコラボレーションするなんて思いもよらなかったけど
こうして自分に影響を与えてくれた人と一緒に
何かを作っていけることは素敵なことだと思う。

お互いが刺激しあっていいものを作っていこう。





4月17日(水)「漂流教室」

楳図かずおの「漂流教室」を全巻読み終えた。
夜中に一人部屋で入り込んで読んでいると、なんだかとても恐ろしくなってしまって
途中怖くなって、現実の世界を感じようと
テレビをつけて何度か気を紛らわせた。
でもまた再び読みはじめるととやっぱり恐ろしくなって
「ああ、どうしよう!!」と思っていたところ
電話のベルがなってホッとした。
そのぐらい衝撃的だった。
これがもう30年も前に作られたというのだから、すごい。
もう価値観が変わってしまうぐらいの勢いだ。

本当すばらしい作品だ。

私がもっと若い頃に、例えば高校生とか中学生とかに
これを読んでいたら、今とはちょっと違う人生観や価値観を持っていたかもしれない。
そのぐらいの影響力はある。

今は当然のように平和な毎日を送っているけど
それは大きな時間の流れのたった一コマなのかもしれない。
今は昔にくらべたら裕福で、平和な毎日を送っている(あくまでも日本においての話だけど)。
もちろん当たり前のようにこの先もそれが続くかのように思える。
でもいつかはそうでなくなる日が来るのかもしれない。
それは何十年先か何百年先かわからないけど。
自分たちの手によってか、運命の手によってかはわからないけど。

そう思ったら大切にしなければならないものがたくさん見えてくる。
自分自身、やさしい心、夢、家族、友達や愛する人、資源、自然、与えられた時間・・・

そんなことをいっぺんに考えさせてくれた。

大切にしよう。
限りある時間の中で、めいいっぱい。





4月13日(土)中崎町同盟


一緒に写真展をやるtaizo氏

写真展の会場探しへでかける。
初めは梅田周辺へ。
中崎町あたりから散策を開始。
まずは腹ごしらえと、中崎町のお気に入りのカヌトンというカフェに行く。
その後、同じく中崎町にあるおなじみのヘアサロン「木」に行く。
別に用事があるわけではないのだが、ふらっと立ち寄りたくなる場所だ。
スタッフの人といろいろ話をしていたら
「これ」と言って洋服の小さいカタログを手渡された。
「実は、僕らがモデルででてるんですよ〜」と言う。

中を見てみると「木」の隣の古着屋さんのカタログで
モデルと撮影場所はみんな中崎町のお店のスタッフとそれぞれのお店。
さっき行ったカヌトンのオーナーの人も
たまにいく「Lights」というカフェのオーナーの人もでている。
全部で5つほどのカットだが
みんな自分たちでお店をつくって
その持ち前のセンスでがんばってやっていっている人たち。
そしてご近所さんって匂いがするそのカタログは
なんだか温かい空気がした。
興奮した私は
「私も近いうちに仲間になります!」
と言って「木」をあとにした。

自分の店を一人でやっている、もしくは友達とやっている。
そしてそれぞれが個性をだしていいお店を作っていっている。
自分がそんなお店にお客としていくと
刺激されて、自分もがんばんなきゃ!と思うのだ。
うかうかしてらんない!と思う。

仲間に入れる日がくるように、
自分が表現したいことができるように、
やろうとしていることが実現するように、がんばろう。





4月12日(金)花見と桜餅

 
しゅんたろう

夜、八重桜咲く十三公園にしゅんたろうとはたやんと3人ででかける。
ぼてっと咲いた桜を見ながら、ぼてっとした桜餅をほおばる。
夜桜と言えば、酒。チュウハイをたしなむ。
横からしゅんたろうがチュウハイをよこどり。
ゴクゴクと飲んで、「おいしい」といわんばかりににんまりとした顔をするしゅんたろう。

しゅんたろうがやけにハイテンション。
どうやら酔っぱらったようだ。
顔もほのかに赤く、足も千鳥足だ。
と言っても、もともと千鳥足だ。
帰る途中、しゅんたろうは高速にクビをふっていて、
キレた感じがしてちょっと怖かった。

家に帰って餃子をつくる。
しゅんたろうは最近おかたずけや、ダンスができるようになって進歩してきた。
子供っておもしろい。
私も段々一緒に遊ぶことができるようになってきた。
私の幼稚レベルとしゅんたろうの幼稚レベルは、
はっきり言ってそんなに隔たりがないのかもしれない。
だから遊んでいてもおもしろい。

私が横になっていると、2回も口にチュウをしてきた。
かわいいやつだ。
大きくなって「小さい頃はあんこおばちゃんにチュウしてきてたのよ」と言うと
「ゲッ!まじで!?きも!」
と言われないようがんばろう。

しゅんたろう、またあんこまんと遊ぼうね。



はたやん





4月10日(水)チョコレート禁止令


さようなら、チョコレート

私はチョコレートが大好き。
例えば悲しいことがあった時
チョコレートを食べたら元気になれる。
もちろん機嫌がいい時も
楽しい話をしている時も
チョコレートを食べたくなる。
まあ、四六時中食べたくなるってことだ。

死ぬ前に最後に食べたいものは何?と聞かれたら
「お肉かチョコレート!」と即答するであろう。
そんなチョコレート好きなチョコレート党な私だが、
とうとう、2002年4月10日に「チョコレート禁止令」が下された。
あんこ年表にしっかりと記載される。

普段、写真を撮る側の私だが、最近は撮られることも多くなってきて
その映った姿をみて、「・・・・」と言葉を失った。
そう確実に太ってきているのだ。
原因はチョコレートの食べ過ぎ。
振り返ると、ここ最近何かにかこつけて毎日チョコレートを食べていたことが発覚した。
「これは、いかん!おばか、ばか!!」
そうして禁止令が命じられたのだ。

そして同時に今日からはヤセヤセ作戦を遂行する。
目標は4キロ減。
がんばるぞ。





4月9日(火)一人の過ごし方


朝食がテーマで専門学校時代に一番初めに撮ったもの。
一眼レフ購入前。ばかちょんカメラで。

親友みさりんと3回目のコラボである花の写真を撮る日程が決まった。
今回は、花担当みさりん、雑貨担当あんこまんとなり、二人でスタイリングして撮影する。
ただ写真を撮るだけでなく、今回は撮影した写真を使ってカレンダーを作ろうと思う。
花カレンダー。
もちろん花だけでなく雑貨もアクセントに使う。

私はもともと物撮り(雑貨を撮る)がしたくてカメラをはじめた。
今は人を撮る方に興味がいって、人を撮る方が多いけど、でもはっきりいって物撮りの方が得意である。
だいたいスタイリングするのが好きなので
撮影していてこれほど楽しいものはない。
今回は、ただ作品を撮るだけでなく、商品目的でもあるので
気合いをいれて、ちゃんとラフスケッチからやって
準備も例えばクロスもシワひとつなく、ピシっとアイロンでプレスして
細部までちゃんといきとどかせて行おうと思う。
(本当は常にそのぐらいしないといけないのだけど)

とまあそんなわけで、とりあえずこれからの宿題は
イメージをわき出させてクロッキーにちゃんと書いていくこと。
だから明日からクロッキー帳を持ち歩こう。
仕事に行くときも持っていこう。
そしてお昼休みに公園で書こう。

今現在はやりたいことは他にあって、仕事は仕事とわりきってやっている私にとって
(自分のしたいことが直接的に結びついていない仕事をしているので)
仕事に行って帰ってきて、それで一日が終わってしまうというというのは
かなり耐えられないことだ。そういう日は自分の怠けさにブルーになる。
例えば一日の大半を仕事で費やすわけで、
だから残された時間をいかに使うかが重要なのに、
万が一テレビ見てごはんたべて終わりとかいう
自分にとって何のプラスにもならない過ごし方をしてしまうと
「ああ」と反省する。

そんな貴重な時間のなかで、私は昼休みとかに自分が近いことをすると結構心が潤う。
それは自分の好きな音楽をきくことでもいいし、
好きな本をよむことでもいいし、
話の合う友達とはなしをすることでもいい。

どのくらい自分にとってプラスのことができたかなって考えて生活していくことって重要だと思う。
そしたら絶対、淡々とまんねりに過ごすってことはない。
もちろんたまには息をぬくことも必要。
例えば、誰かとごはんを食べに行ったり、会ったりすることも
自分にとってプラスになる人だったら、それはそれでいいこと。充分プラスだ。
問題は一人の時の過ごし方。
できるだけ自分のテンションを維持させるためにも
1日、なにかひとつでもプラスになることをしていきたいと思う。
今は、撮影のことを試行錯誤して煮詰めていくことがプラスの要因になると思うので
それをやっていこう。

自分にとってプラスになること。
それを毎日少しでもやっていく。
そしたら充実感がうまれて、毎日が楽しくなるよ。ほらね。
マンネリなんて、平凡なんて思わなくなったでしょ?





4月8日(月)ある春の日の夜。


桜ももう散ってしまったね。

自分一人でいろいろ考えていると、どんどんわけがわからなくなってしまって
どうしようも気持ちをコントロールできなくなってしまう時がある。
そんな時は電話して話をするに限る。

あの人やこの人に電話。
いつもの明るい声を聞いて、話をしていたら
今まで考えていたことがすごくちっぽけなことに思えて、
なーんだ。しょーもな!っていうぐらいに
ふっとんでしまった。
ありがとう。

私もたまに友達から夜中に「今いい?」って電話かかってきたりする。
「しょうもないことやねんけど・・、ちょっと話だけきいてほしくて・・・」
そういうときはできるだけ力になってあげたいと思う。
しょうもないことでも、考えていると、すっごく大きなかたまりになって
自分にドーンとおしよせてきて、ウワーっとなってどうしようもなくなる
というその気持ちがわかるから。

「大丈夫やって!」の一言で元気になれる。
単純だけどね。
心のモヤモヤをふっとばしてくれる魔法。
電話も魔法。
ある春の日の夜。





4月6日(土)オムニバスCD完成!!

今日はテオフォリックレコードの人と会って完成したオムニバスCDを受け取った。
一般発売は5月12日(たみおの誕生日)なのだけど、
手売り用に完成したらすぐにバンドにと手渡された。
さっそく、家に帰って視聴。
どのバンドもかなりかっこよい!
そしてシャプーズは全16バンドのうち11バンド目(1バンド1曲)なんだけど
女ボーカルはうちらだけで、結構インパクトあるなあと思った。
他のバンドはUKロックや、ガレージっぽいのとか、
結構ロックからアンダーグラウンドよりなジャンルで構成されていて、
しかも半分ぐらい、英語。
でも、そこにシャプーズがはいって、
声はこんなだけど(笑)、演奏がそういう感じなので違和感はなかった。

嬉しくて、ずーっとヘビーローテションだ。
本当ええよ、このCD。
今まで持ってるオムニバスのCDの中で一番かっこいい。
おせじぬきで。
一枚1500円。
欲しい人、聞いてみたい人は、あんこまんまで。
5月12日になったらタワレコでも買えるけど、
それまでに欲しい人はぜひぜひ!!





4月5日(金)歓迎会

そういえばここの日記では、私が今働いている職場のことはあまり触れていなかった。
私は今、印刷会社の営業部で営業事務のバイトをしている。
事務といっても雑用がほとんどで、
配送の準備をしたり、冊子に入れ紙をいれていったり、
データー入力したり、書類の仕訳をしたりといった感じ。あとは電話応対が多い。

会社は規模的には社員70人ぐらいで、まあ中規模な会社なのだが
私が働いている営業部は全部で14人いるのだけどみんないい人だ。
特に私が所属しているグループ(部内で3つのグループに別れている)は特にいい。
よく、どこの職場でも人間関係はついてまわる(イヤな人は一人ぐらいはいる)ものだというが
私もそう思っていた。
が、この職場ではそれがない。
まあ多少の合う合わないはあるけど
基本的にみないい人ばかりで、かなり人間関係はよい方だと思う。

一人の人が探し物していて、フィルムがない、ない!と探していると
自分が忙しくても絶対みんな「何探しているん?」と一緒になって探してくれるし、
一人の人がやっかいな仕事で「ああー」と溜め息をついていると
「どないしたん?」と話を聞いて一緒になって考えてくれる。
みんなあったかいなーと思う。

5年前、私は半年ぐらい会社で働いていたことがあったけど
会社の組織、構造、規律、考え方が自分には受け入れられず、
「なんてしょうもないんやろ」と思って、結局辞めた。
それ以来、なんかサラリーマンやOLをちょっと毛嫌いするきらいがあって
いや、例えば会社で働いている友達とかは、その人のことを知っているし
その人が好きだから友達になっているのであって。
それはそれで純粋に「仕事がんばってすごいなー」と思っているし、尊敬している。
そうではなく、例えばペコペコ頭を下げているサラリーマンや、酔っぱらいのサラリーマン。
残業して当たり前。会社の為に自分を犠牲にしてつくせるだけつくせという考え方の管理職や
ブランドのバックを持ったチャラチャラしたOLとか
そういうのがキライだ。
そんな私が皮肉にも会社で働いているわけだが
うちの会社ではそんなことこれっぽちも思わないぐらい楽しく働いている。

今日は、私の歓迎会も兼ねて営業グループの人と飲みに行った。
営業の女の子と営業の男の子(バンドマン)、係長、課長の5人。
課長以外はみんな私より年下なせいもあって
話もあうし飲み会もたのしかった。
二次会で最後にちょっと誉められた。
「どんな雑用でもイヤな顔せずやってくれるので頼みやすいし、クセがない。
一生懸命してくれるし、いい!」と、照れるようなことを言ってもらった。

周りの前向きで、親切で、がんばってる人たちをみてたら
こっちも何かできることはしてあげたいと思うので
そう見えるのはおそらく周りのみんながそうさせてくれているからだと思う。
前の職場の自分よりまるくなったなあと自分で思う。
前は結構厳しいところもあったので、おのずとそれが自分の顔にもでていたこともあって
そしてそうなる自分もイヤだった時もあった。

華やかな仕事でも地味な仕事でも、自分の好きな仕事でも、嫌いな仕事でも
楽しく働けるかどうかは、周りの環境と自分の気持ちのもっていきようとで
何とでもなるものだなーとつくづく思った。

同じ時間を費やすなら楽しく働いている方がいいものね。
みなさんは楽しく働いていますか?




4月3日(水)おしゃれなアダルトビデオ

水曜日のツタヤはレディースデーなのでレンタルが安い。
ということで、アダルトビデオを私が借りに行くはめになる。
二人で行く方が恥ずかしいと言うので、一人で勘定しにいくのだが
これがなかなか恥ずかしい。
女の心境としては男の店員より女の店員の方が持って行きやすい、
ということが発覚。

最近のビデオはパッケージからしてシャレているみたい。
全くAVという感じではない。
まずそれに驚いた。
我が家の雑貨に囲まれた部屋に置いてあってもおかしくはないぐらいだ。
で、内容もオシャレなのか見てみようということになって
借りることになったのだが、
これまた内容も非常にシャレていた。
全く持ってヤラシクない。

ドキュメンタリー風に季節をおって、春から秋にかけて撮影しているのだが
設定は女の子(素朴なカワイイ子)と会って何回も撮影をしている間に
お互いが本当に好きになって、つきあうというものだ。
初めはまあヤラセだろうと思って見ていたのだが
段々、なんか本当の彼氏、彼女のようになっていって
彼氏が彼女のスナップ写真をずっと追って撮っているような感じ。
エッチな場面もほとんどない。
カメラがビデオカメラになっているっていう感じだ。
映像もかっこよかった。
仰ぐ青い空、古いアパートでの生活、銭湯帰りの風景、
夜、月のでている街、蝉の鳴く声、ベランダに咲く花。
まるで写真を撮っているよう。

最後の方、結局二人は別れることになるのだが
別れのシーンでカメラを撮っている男の人が泣いていた。
せつなかった。

こんなアダルトビデオもあるんだーとちょっと感動した。
これならビデオにでてもいいかもと思うぐらい(いや、でないけど)
やらしくない、おしゃれなビデオ。

ちょっと衝撃を受けました。
男の子はやらしくないビデオを見ても、おもしろくないのかな?
私はこれならまた見てみたいなー。
みなさんもどうですか?




4月1日(月)出会うということ

今日はスタークラブにDog on the Bootsを見に行った。
みさりんは風邪で調子が悪いというので、ピンで見に行く。
Dogのライブは、久しぶりに見たのだけど、やはり期待を裏切らず
スピードと迫力、音圧が絡み合って、ガツーンとくるかっこいいステージだった。

いいライブを見てご機嫌になった私は、機嫌のよい時はチョコを食べたくなる習性により
コンビニでHERSHEY'Sの板チョコを買って、食べながら帰った。
阪急電車に乗って、4人掛けくらいの小さいシートの橋に座って
もらったフライヤーなどを見ていると、怪しいおっさんが座ってきた。
めっちゃ酒臭くて、しかもウロウロして行動が変だ。
同じくそのシートの端に座っていた女の子もイヤそうにしていた。
私はおっさんのせいで、電車に乗っている時間を苦痛に過ごしたくないので、
隣の車両に移り、おっさんとは離れた椅子に座った。

十三で乗り換えのため下車し、京都線にホームに向かっていると
一人の女の子に話しかけられた。
「さっき、ドッグのライブ見に行っていた方ですよね?」
「はい、そうです。」私は答えてその女の子の顔をみると
さっき、おっさんの横に座っていた女の子であった。
「おっさんイヤでしたよね」なんて言いながら途中まで一緒に帰った。

話をしていると、どうやらその女の子も音楽をやっているらしく、
ピアノで弾き語りをして、月一でライブをしているらしい。
私も音楽やってるの、としばし音楽の話をした。
いい感じに話をしていると、私は下車する駅に着いてしまった。

別れ際にその女の子は「最近ホームページ作ったんです!」と言うので
「私もホームページあるよ!」と言って
じゃあDogの掲示板に今日書き込むからお互い遊びに行こう!と言って別れた。

ふとしたところで、こんな出会いがあるからおもしろい。
音楽の知り合いがまた一人増えた。
こうやっていろんな輪が増えていくと楽しいよね。

出会いは不思議。
でもこうやって出会うということは、運命なんだろうね。
運命によって、出会う。
そう考えると、私と付き合ってくれている人たちも
運命が引き合わせてくれたんだなーと思う。
そしたらなんかすごく特別な存在であることに気づきます。
だから大切にしないとって思う。

私と出会ってくれたみなさん、これからもよろしくね。