Anko's diary


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9月29日(日)人体の不思議展


デリカシーのない食卓
(理由は本文を読めばわかります)

映画「天国の口、終わりの楽園」を見に梅田ガーデンシネマへ。
この映画はR15指定のメキシコ映画。
監督はハリーポッターの次次監督です。
この映画なんでR15指定なのかというと、
性描写が結構生々しく描かれているんです。
だから日本ではぼかし入り。
でもただのエッチ映画ではありません。
若者達の青春映画。そこにはメキシコの貧富問題や、
人の死について考えさせられるものも描かれています。

しかし、おしっこしているシーンや、
プールのジャンプ台で主人公二人が並んで、マスターペーションをしているシーンなども
あって、結構衝撃!シーンも満載でした。
でも映像もとても美しくて、話もとてもおもしろかったので
ぜひぜひおすすめです。

梅田ガーデンシネマは梅田スカイビルにあるんですが
ちょうどスカイビルで「人体の不思議展」をやっていて
今日が最終日だったので初めて見てきました!

人体の不思議展は見たことがない人のために説明すると
本物の人間を解剖して、人間の臓器や神経や骨や脳や皮膚など
人間のありとあらゆるところを展示しているものです。
もちろん展示しているのは本物の人間です。

胴体を輪切りにしたり、ぱかっとサンマの開きのようにあけたり、とにかくすごい!
しかも触れる人体もあります。
初めて見た私は、途中、頭の輪切りとかをみて
脳みそとか見ている時点で、もう足が地につかなくなってふらふらしました。

だいたい理科の授業で、心臓とか血管とかそういう言葉を聞いただけで
手に力が入らなくなって、鉛筆がもてなくなったりしていたぐらいビビリなんです。
でも全身の触れる人体の標本のおちんちんは触りました(笑)。
内臓はやわらかかったけど、おちんちんは堅かったです。

中にはお腹の中の赤ちゃん(胎児)の標本もありました。
2ヶ月、4ヶ月、6ヶ月といろいろあって、
これがお腹の中にいるのかーと思うと、
なんか生命の力ってすごいよなあ・・・。
不思議だなあ・・と何ともいえない気持ちになりました。
妊婦さんってそりゃ大変だわ・・とも思ったり。

さんざん人肉をみて
たとえば肝とか臓器とかは牛肉のそれに感じが似ているし、
脳みそにしたってカニミソの形に似ているよなあと
やっぱり共通する部分はあるんだなーと思いました。
そう思ったらしばらく焼き肉とか無理!食欲もなくなるわ!と思ったんですが
それはそれ、これはこれで
家に帰ったら平気な顔で牛肉ミンチをこねこねし
ハンバーグを作りました。しかも生ハムまで!(上の写真)

しかも次の日、近くの焼き肉屋が割り引きをしていたので
一緒に見たヤツタニさんと焼き肉をもりもり食べました。
本当にデリカシーも何もない二人です。

でも健康が一番です。
たくさんの人体を見てそう思いました。
悪くなった臓器や脳や肺などを見て
自分の体のことなんて考えた事なかったのですが
体に悪いことはなるべくしないでおこうと思いました。
自分の中で働いているいろんな部分。
人間の体ってすごいです。
だからこそ大事にしないと。

だから私はこれからもタバコは絶対に吸わないし
糖尿病にならないようにシロップ部の活動も少し控えようと思いました。
難聴が悪化しないように耳掃除も丹念に行います。
できるだけ野菜をとって、おなか爆裂あんこまんにならないようにも気をつけます。

みなさんも体は大切に!





9月26日(木)Scoobie Do LIVE

ファンダンゴでスクービドゥーのワンマンライブに行ってきました。
ボーカルがサンプリングさんの矢野くんに似ています。
サニーディサービスのベースの人がマネージャーをしているのを
一緒に行っていたマサッキが発見して「あっ!」と言っていました。

ラッシュボールでライブを見てかっこよかったので、
ワンマンも行ってみたいなーと行ったのですが
これがこれがとてもおもしろくて
ノリノリで踊りまくりました。

なんせグルーブ感がすごいんです。
ファンキーリズム&カッティングギターに弱いので
メロメロしました。

誰もが一度はとおるジャンルだと思うのですが
私も昔はファンクにはまった頃がありまして
JBやスライをこよなく愛しておりました(今も愛しています!)。
P-FUNKまで手をだし、ジョージクリントン万歳!と合掌しておった時代もありました。
最近はめっぽう聞かなくなってしまったのですが、
でもファンキーリズムがなりだすとやっぱりムラムラ(?)してしまうのです。

ライブが終わり、相変わらず難聴なので
家に帰っても耳鳴りがして止みませんでした。
でも久々いい汗流せて満足です。
グルービィナイトを味わいたいぜ!という方は
ぜひスクービードゥのライブへ!




9月21日(土)新世界探検(写真解説つき)

新世界へ行ってみる。
まずは天王寺動物園。
何年ぶりだろう。
でも以外と人も多く、なかなか味のあるものもありで。



動物の説明アナウンスの器械
なんと、左の垂れ下がっているホースを耳にあてて聞くのである!
一回30円。これはサイのアナウンス用。
このホースどうみても掃除機のホースである。




やぎさん




ひつじさん




パンダさん




しかのエサ(呼び込み中)



そして新世界界隈へくりだす。
新世界といえば通天閣。
はじめて通天閣を撮った。
こういう有名な建物はみんなが撮りまくっているので難しい。
ちなみに、通天閣が写っている写真で私がすきな写真は
佐内正史が撮った通天閣の前で中村一義とその仲間達が
組体操(ピラミッド)をしているやつ。
もう一つは森村泰昌が撮った通天閣の前でマリリンモンローみたいな格好(?)して写ってるやつ。



森村泰昌のまね
森村泰昌が撮った同じ場所で撮ってみたが、
やっぱり私が撮るとしょぼい。難しいぜ、通天閣!




うどん屋ショーケース
新世界の商店街をうろうろ。
よっぽど招き猫が好きなうどん屋を発見!
うどんが招き猫に隠されて見えなくなっても、猫をおきまくる。
ねこねこ!




夕焼け
新世界でもきれいな夕焼けは見れる(当たり前か)。
オレンジが美しい。




飛田新地
最後のシメはやはり飛田新地。
左右に灯る風情のある玄関のあかり。
写真のようにずらーっと並んでいます。
通ると玄関に座ったかわいい女の子がにっこりおじきをしてくれます。
料金はちらっとみたら11000円よりとありました。
時間はどのぐらいなのでしょうか。噂では30分ぐらいとか。
私が通ると呼び込みのおばちゃんに罵られました。
「女がこんなとこ通って!」みたいな。
まあ仕方ないです。
品定めしながら通る車が行き交う飛田新地。
でも本当かわいい若い女の子ばっかりなんですよ。すごいですね。

そんな感じで新世界ツアー堪能しました。
また近いうちに第二弾ツアーしに行ってきます!





9月20日(金)一通のメール

昨夜、ある友達からメールが届いた。
雑貨アーティストをしている友達からだった。
彼女は関西の有名な雑貨屋さんのいろんなところに
自分の作った作品を置いている売れっ子作家。

最近パソコンを買ってやっとネットにつないだというので、
私のホームページアドレスを先日教えたところだった。
私のこの日記を振り返って毎晩読んでくれたらしいのだけど
私の日記の内容にとても共感&衝撃をうけてくれたらしい。
考え事を最近していたらしく、宝探しのように見入って
しかもとても共感して自分が考えていたことの謎が解けた!ありがとう!
とメールをくれたのだ。

私はこのメールをもらってうれしさのあまりとても感動してしまった。
振り返ると、このホームページを作ってから大変大きな決断をした。
日記に書くことによって、自分の考えをまとめられたし
日記を書くことによって、悩みも前向きにとらえることができたのは確かだ。

3年間働いた自分の大好きだった雑貨屋を辞める決断をしたのも
思い切ってフランスへ行けたのも
何もかもこの日記があったからかもしれない。
もともとこのホームページを作ろうと思った理由は二つあって
一つはバンドのページをつくりたかったのと、
一つは「店をやる」という前提でそれをする前にサイトをもっておきたかったからだ。

写真のページもこの日記も、はじめた当初はまさかこんなに自分にとって
占める割合が大きくなるとは思わなかった。
今はただただ、私の写真を見て「楽しい」と言ってもらえたり
私の日記を見て「おもしろい」と言ってくれたりすることが
嬉しくてこのサイトをやっているように思う。
私の生き甲斐の一つかも知れない。
こうやってメールをもらうと本当にやっていてよかったなーと思う。
そして同時に私も刺激になる。

自分の写真が、自分の言葉が、誰かの心に響いて
そして自分の心にも響きかえってくる。
こうやって温かく見守ってくれる人たちがいるからこそ
私はがんばれるし、楽しく生きていけるんだなあと思った。
これからも心に響くようなこと、響きかえってくるようなことが
たくさんできたらいいな。




9月20日(金)岡本太郎と縄文展

先日「岡本太郎と縄文展」を見に行った。

岡本太郎は20歳ぐらいに、両親と共にフランスへ移住。
移住後7年間ぐらいの間、美術を学ぶも
自分のやりたい道がわからず、煮詰まった生活を続ける。
ふと入ったフランスの画廊でピカソの一枚の絵に出会う。
そのピカソの絵に心を奪われ絵の前で涙を流し、立ちつくす。
その絵を見て、自分にはこれだ!と思い、以後抽象画のスタイルを目指す。
涙が流れたのは、自分のしたいことを発見できたからなのだろう。

しかし抽象画のスタイルに行き詰まりをみせる。
そんな時たまたま訪れた博物館で、縄文時代の土偶や埴輪といった造形品を目にする。
初めて目にした岡本太郎はその美しい造形美術に感動する。
紀元前にこんなに美しく、力満ちた造形物があったとは!と。
これだ!
そしてその二つをとりいれ、日本で発表した有名な作品に
太陽の塔が存在する。

展示には縄文時代の土偶や埴輪も展示されていた。
たしかに太陽の塔の顔に似ている。
これをパクったいや、刺激を受けたのかというのがよく分かる。
太陽の塔を作ったのは、
日本が高度成長期に入り、近代化、そしてそれに追い打ちをかけるようにこの万博。
だからこそ普遍的なこの、どでかいけったいなものを作りたかった。・・という。

太陽の塔は傑作だと思う。
岡本太郎がこの太陽の塔を作ったのは、芸術家の道を歩み始めてから長い月日を経てからだった。
テレビにでたりしてたのも、もう70歳ぐらいの時。
この傑作を生むまでに長い長い月日を要していたのだなということを知った。
ピカソの絵に出会うまでの煮詰まっていた初めの時代にせよ、
7年も経ているのだ。
私だったら7年も煮詰まった状態が続いたらもう辞めようと諦めると思う。
でも、その7年もピカソの絵にあうためにあったのだと
岡本太郎は言っていった。

彼の生涯を覗いてみたら
人生まだまだこれから。
人生って長いなあと思う。
だって、私の年でやっと自分の道を確立しはじめようとしているんだから。
焦る必要はない。
きっかけはいつかやってくる。

すばらしい人の人生って、本当教えられることがたくさんつまっている。
今回もたくさんのことを教えてられた。

太陽の塔を今度見るときはまた違った気持ちで見れるような気がした。
今度秋の空の下で、太陽の塔を見に行こう。




9月19日(木)alphabet's LIVE

梅田ハードレインに行く。
今日のライブは、alphabet's 、プラッチック、APPLECIDER、渡部浩二の4アーティスト。

alphabet's
3ピースのスピードある渋かっこいいロックって感じかしら。
まずドラムが立って叩いていて、それがよかった。
結成して1年というから驚いた。そうは思えないほどバンドに貫禄というかカラーがあって
かっこよかった。これからさらに期待できそうという感じでした。
ライブ後、メンバーの方にお手製のalphabet'sバッチを2つもらいました。
そういうところもステキです。


プラッチック
プラッチックは、音源を友達から借りて聞いていて
音源はかっこよかったので、一度ライブみてみたいなーと思っていたら
たまたま今日対バンで見れました!
3ピース(最近メンバーが抜けたみたい)でひねくれポップロックっていう感じかしら。
特に後半からの盛り上がりがよかった。
ギターの音とか好きな音だったし、歌もよかったです。また見たし。

APPLECIDER
どっかでみたことあると思いきや、DICEのPAの人(森下氏ではない)がドラムのバンドでした。
女の子がギターボーカルで3ピース。
パワフルなパンクっていう感じかしら。
ドラムは以外や以外、とってもパワフル系でした。
でもってリズム隊がパワーあって音がでかいのに対し
ギターが女の子でパワーがないからか、前に出にくい音色だからか、はたまたPAが悪いのか
ほとんどギターの音が聞こえなくて、まるでリズム隊だけで演奏しているといった感じで
もったいないなあ・・と思いながら見ていました。
初めてみたから音のバランスに関しては何とも言えないんだけど、
バランスが悪いのはすごく気になってしまう方なので
正直あまり心地良く聞けませんでした。
そう思うとPAって本当大事だなあと思います。



ライブが終わって、alphabet'sのみなさんとまつきちとmackmocksのメンバーの方などと
ラーメンを食べました。
まつきち以外は全員初対面だったので、とても緊張したけど
みんないい方たちだったので楽しかったです。
みなさんお疲れさまでした!!





9月18日(水)アップルパイ

だんだん涼しくなってきました。
私の大好きな季節の到来です。
うれしくて新しいジャケットを買ってしまいました。
寒くなったら自転車を乗るときにかぶるニット帽も買ってしまいました。
早くその帽子をかぶって、こないだhausで買ったヨットのピンでマフラーをとめて
外に出掛けたいです。

今日はうちの会社にお客さんである修道会のシスターたちが訪問しにきました。
おみやげに大きなアップルパイをくれたのですが
なんと全部手作りで、全社員分(100個ぐらいはあった)を
朝わざわざ焼いてきてくれたのです。
しかもちゃんと一つずつ透明の袋にいれて、それぞれシールがはってありました。
シールをみたら「メリークリスマス!」と書かれてあったのですが(笑)。

そのアップルパイはとてもおいしくて、ちょっと感動してしまいました。
普通、菓子折を買ってすませれるところを全部手作り。しかも100個も。
なんてステキな人たちなんだろうと心が温かくなりました。
「メリークリスマス!」のシールもほほえましかったです。

1つは会社で食べて、余ったというのでもう1個もらったのですが
自転車で帰りながら、アップルパイをほおばり、空をみました。
今日は夕方暮れゆく空がとてもきれいだったようで
外にでていた会社の別々の友達二人から「空がきれいだよ」と教えてもらいました。
でもあいにく、私が会社をでた時は、すでに日が沈んでいて見れなかったのだけど。
でもそうやって、教えてくれるのがなんだかとても嬉しくて。
なかなかね、空の様子とか教えてくれる人っていないですから。

なんだか今日は一日温かい気持ちになれた日でした。
明日も晴れるといいなあ。




9月15日(日)Anko & The Expressions

今日は昨日の日記にも書いたように、友達のはったんのイベントに出演。
友人のギタリストのマサッキと二人でアコーステッィクライブだ。

とにかく、がんばって歌った。
自分の声がハコの中いっぱいに広がった。
純粋に気持ちいいなあと思った。
やっぱり歌うことが好きだ。
音楽をすることが好きだ。

音楽も写真も将来お店をすることも、すべて私の中の表現手段。
自分で表現できることは何でもやりたい。
欲張りかもしれないがそう思う。

わざわざ私たちの歌を聞くために時間をさいて来てくださったみなさんありがとう。
とても感謝しています。
中には「見に行くよ」と言ってくれた、とても遠くに住む友達。
そこまでして来てもらう価値がある歌を自分にうたえるかどうか自信が無くて
自信をもって「見に来て欲しい!」と言える時に来てほしいと
気持ちだけもらった。
自分でも、そう言えない自分が悲しくて落ち込んだ。

でもライブ前日なってようやく下の日記のように思えた。
これからはもっと強い気持ちをもってやっていこう。
やるからにはいい加減な気持ちでやりたくなかったし
自分のために、時間とお金をはたいて来てもらうというのは
すごいことだと思うし、
だから来てもらったひとには、来て良かったと思ってもらいたい。
何かを感じてもらいたい。
プレッシャーがのしかかってしまったのだ。

今日のライブをきっかけにもっともっと自分自身、前に進もうと思った。
もっともっと音楽で何かを伝えていきたい。
歌うことが好きなんだから、もったいないよね?

今度ライブする時は、みなさん見に来てくださいね。
音楽活動がんばります。




9月14日(土)音楽をやる理由

3月にシャプーズのライブをやってから半年。
音楽から離れて半年。
明日久しぶりにステージにたつ。
今までやってきたメンバーとではなく、
友人のギタリスト、マサッキと二人でアコースティックライブだ。

一からの練習。
なんだかバンドをし始めた頃の事を思い出した。
今まで、音楽的な面ではメンバーみんなに頼りっきりだったわたし。
今回はそうはいかない。
立場は対等だ。
バンドとは違って、音数が少ないので、自分の歌が全面にでる。
伝わり方もストレート。
言ってしまえば、私次第でどうにでも転んでしまうのだ。

ギターと歌。それしかない。1/2。
いくらかっこいいギターを弾いてくれても
私の歌が悪ければ、そういう印象のライブになってしまう。
正直それが怖くなってしまって、このホームページでもちゃんと宣伝することができなかった。
自分の力量に自信がなかった。

シャプーズのメンバーのみさりんからメールが届く。
「伝えようって気持ちがあれば確実に伝わるし、逆に迷いも伝わる。」

以前、ステージングに悩んでいた時、「どうやったらテンションをあげれるのだろう」と
あるミュージシャンに質問したら
「自分は何のために音楽をやっているのかっていうことを考えたら
自然にテンションがあがるはずだよ」と言われた。
何のために音楽をやっているか・・・。
私は考えた。
それは人に何かを伝えたいからだ。

自分が見て感動したライブのことを思い出す。
バンドであろうと弾き語りであろうと
例えそれが荒削りであろうと
その人が発している伝えたいことが
メロディーによって、歌詞によって、声によって、音によって、心の叫びによって
こちら側に伝わったとき、感動する。

なんだか根本的なことを忘れていた。
明日のライブでは伝えたい気持ちを精一杯伝えよう。





9月8日(日)甲子園阪神パーク

先日ファミリーランドに行った時の日記を掲載したら
同じく閉館する阪神パークもやる気のない感じがいいですよという
掲示板のカキコミがあった。
ならば行ってみようではないか!ということでさっそく阪神パークに訪れた。

私の阪神パーク歴は1回。
小学校へ行く前に、おばあちゃんと一緒に行った。
小さいときの私が、太いマジックで「阪神パーク」と書いている
実家のアルバムを思い出す。
だからあれが阪神パークの写真なのだろう。
そんなに写真点数はないのだけど急流スベリみたいな、なんかボートみたいなのに
私が一人で乗っている写真がある。
一人っ子のわたしは一緒に乗ってくれる人がいない。
おばあちゃんは怖いからと言って乗ってくれない。
でもその写真を見る限り楽しそうにおばあちゃんに手を振って乗っている。

夏の暑い日だった記憶がある。
姫路から遠出して、すごい大きな遊園地に来たーっという記憶もある。
そんな楽しかった思い出のある阪神パーク。
約10年以上ぶりの訪問だった。

この後は、「PHOTO2」の「
甲子園阪神パーク」(←クリックすればみれます)
のところに写真と一緒に掲載しているので
そちらをみていただきたい。
ただそこにあるものを撮った。
単なる記念写真だけど見た物を残しておきたかった。

私がおばあちゃんに楽しそうに手を振って乗っているボートはなかった。
おそらく住宅展示場になったのであろう。
動物も2匹のゾウとフラミンゴと小鳥しかいなかった。
同じ場所で写真を撮って、月日が経つと
こんなにも変わるものなのかと
なんだかとてもせつなくなった。

働いている従業員も暇をもてあましていて、雑談している。
中にある大きな食堂にもお客さんは誰もいなかった。
これといった乗り物もないけど
それでも子供たちはみんな楽しそうに遊んでいた。
まるであの写真に写っている私のように。
実は私が小さい頃に訪れた時も、そういうことだったのかもしれない。

子供にとっては楽しい遊び場だった阪神パーク。
彼らも大きくなった時、自分がそこで遊んでいる写真を見て同じことを思うのだろうか。
「これどこ?」「もうこの遊園地はなくなってしまったんだよ」

思い出の場所がなくなってしまうことは悲しいことだけど
記憶の中に存在するから、悲しくはない。
だから人は写真を撮るのかもしれない。
記憶を消さないために。時によみがえらせるために。
だから少しせつないけど、きっと私の記憶の中で生き続けるから悲しくはない。

拝啓 阪神パークさん。
閉館するまで子供達をめいっぱい楽しませてあげてくださいね。
敬具。




9月7日(土)佐内正史スライドショー

amusで佐内正史の初のヌード写真集「HUG」の写真展が行われるというので訪れた。
17時頃に行くと「今日はイベントの為営業を終了しました」とあった。
「何のイベントだろう・・」とのぞき込んでみると
なんと佐内さんの座談会とスライドショーだった!
「今日だったのか!」とamusに入って
「すみません・・・予約してないんですけど立ち見できますか?」とスタッフに尋ねたら
「予約されてない方は・・」と言いかけた時、佐内さんが中にいて私たちに気づいてくれた。
一緒にいたヤツタニさんに気づき、佐内さんが「ああ、友達だよ」と言ってくれて
何の予約もしていない私たちを入れてくれた。
ああ、面識があるってすばらしい。

・・というわけで運良く、佐内正史&現代美術家の木村友紀との座談会&スライドショーを見ることができた。
スライドショーはヌード写真集「HUG」の発売記念のスライドショー。
もちろん、「HUG」の中の写真がスライドで見れるものだと思ったらビックリ仰天!
「HUG」の写真集を佐内さんが自分でめくって、それをカメラで撮ったものであった。
複写。
よって、本に光がうつっていたりして、ちゃんとした写真は見れない。
しかも同じ写真をひいたりよったりして、何度も繰り返し撮っていたり、
本を置いている赤い床がたくさん写りこんでいたり。
スライドショーが終わった後に、佐内さんは
「そのまま見せるよりこの写真は複写することで生々しさがでると思ったんで」と話す。

初めは「え!?」とかなり驚いたのだが
その遊び心というかユーモアさ、力の抜けさに「ああ、おもしろいことやるなあ」と感心した。
そしてスライドショーのあとはこないだ自主出版された写真集「MAP」の
発売記念のスライドショーのビデオを見た。
この「MAP」のスライドショーが実におもしろかった。
佐内さんが「MAP」くんと一緒にでかけるという話でその一部始終を撮っているのだが
車へ乗って、海に行って女の子の水着を一緒に見に行くという設定。
途中二人の会話のやりとりもあったり(文面で)
MAPくんもちゃんと車に乗って、タバコまで吸う(本にタバコをさしてる)。
そして最後はMAPくんは海に帰ってしまう。
HUGのスライドショーよりこっちの方がさらにユーモアがあっておもしろかった。

そして座談会。
佐内さんに質問があった。
「佐内さんの写真は中間色っぽいやわらかい色調の写真が多いですけど
どうやったらそういう風に撮れるんですか?」
その質問に答える。
「もちろん何枚も撮ってあわないものははずしているけど、それはとても繊細なことでそう見えるんですよ」
と言って「メッセージ」の写真集を見せた。
メッセージの写真集は表紙に青のカバーがかかっている。
本文をみる時にその青がわずかだがずっと見えている。
その青が重要だという。
青がやわらかい印象にさせるのだと。
これが何もなくただの白だったらこう見えるんですよと言って見せてくれた。
確かに、白だとコントラストがきつくなってパツンパツンとしたキツい印象になった。
もっと言えば赤だったらイメージはもっと変わる。
ね、おどろおどろしい感じになるでしょ?と言われ見てみると
うん、その通り、そういう印象だ。

そういう細かいところまで気を配って写真集を作っているんだあ・・と驚いた。
「この仕事はそういうもんなんです。ちょっとしたことなんです。とても繊細でしょ?」

表紙のカバーだけでなく、刷っている紙によってもイメージは変わる。
私の勤めている印刷会社でも紙によって全然違うイメージになることを教えてもらったのを思い出した。
写真集を作る。
自分の写真にはどういう紙が、どういうレイアウトが、どういう色調が
最も適合するのかを知り尽くすもしくは何度も試して適合するまでやる。
自分がイメージしていることを表現することは大変難しいことだなあと再認識させられた。
いい勉強になりました。

最後に。
佐内さんの話はとてもおもしろかったけど、
現代美術家の木村友紀の話は全くおもしろくなかった。
というより、声が小さすぎて全く何をはなしているかわからなかった。
人前で話すという立場を完璧無視し、
まるで友達とはなすように小さな声で、うつむいて、もじもじしていて
あんた、何歳?というぐらいダメな態度でした。
おそらく会場にいた50人全員が彼女にいらついていたと思います。
せっかくのイベントも彼女のせいでだいなしでした。
そんな彼女を選んだamusにも責任がありますが。
これもまた大反面教師として、自分は絶対ああいうことはしてはならないと勉強になりました。

いろんな意味で勉強になったスライドショーでした。
佐内さん、ありがとう。




9月6日(金)虹

大雨の中、自転車をこぐ。
私はどっちかというと雨女だ。
今日も朝自転車で走りだしたら、急に大雨が降り出した。
お気に入りの水色の合羽も、役立たず。

夕方、仕事中電話の向こうで
「わあ!虹が見える!」と言っていた。
そして終礼チャイムが鳴った6時、
みんなが窓の方に集まっていた。
「虹が見える!」

私もすぐ窓に向かった。
綺麗な大きな虹がくっきりと見えた。
虹を見たのは1年ぶり。
去年の日記を振り返ってみた。
ちょうど1年前の9月10日。
同じ6時頃、赤い空とともに虹を見ている。
そういえば去年も雨がふって雨があけた後に虹がでていたっけ。

そういえばその時見えた空が今まで見たこともない、とっても気持ちが悪い程赤い空だった。
「これって何かのまえぶれかなあ」なんて思っていたら
次の日アメリカでテロが起こった。

雨が止んだ後に、虹がでる。
雨が降ってさえない、どんよりとした日がずっと続いていても
いつの日か急にぱーっと止んで今までみたことのない綺麗な虹を見れたりする。
だから私たちはがんばれるのかもしれない。
虹はまるで人生を物語っているようだ。

私の虹も見れる時がくるかなあ。





9月1日(日)RUSH BALL2002

神戸ポートアイランド?期芝生エリア内のメガkobeで行われたRUSH BALLに行く。

出演メンバーは(メインステージ)
タミオ、スカパラ、BUMP OF CHICKEN、PENPALS、HUSKING BEE, POTSHOT
MO'SOME TONEBENDER, Scoobie Do, MONGOL800, NATURAL PUNCH DRUNKER
(サブステージ)
the youth, Scrath 4 Jagger, テルスター、NANANAINE, 惑星、ART-SCHOOL

昼12時からはじまり夜8時半までの長丁場ライブ。
9月いえど熱い。
今日のライブをともにしたメンバーは、マッサキとその友達5人。
うち4人が初対面。
人見知りな私は初めはうーん、困った!と思っていたのだけど
みんないい人たちだったので大丈夫でした。

10時半に会場へ行き席取り。
グッズ売り場へ行く。
タミオコーナーへ直行。
普通のタオル(旅館とかにおいてあるような、あのしょぼいタオル)に
「有限会社奥田サイクル」とかかれた3枚入りの記念タオルをゲット。
以前チキンで一人股旅をした時の記念タオルは「有限会社奥田タオル」だった。
しかもこのタオル、実はチキンはチケットがとれなくって涙をのんだのだが
たまたまそのライブに行った人を知り合いで発見!
その人の家でタオルを発見し「いいないいな」を連呼していたら
「しゃあないな」と言うしかなくなって1枚くれた。
でも今回は正統にタオルをゲットできてもうこのライブに来たことを満足する。

ライブの楽しみ方はこうだ。
興味のあるバンドはステージに近い前の方へ行って、ユラユラ揺れたり、もしくは暴れたりし
別にそうでもないバンドは酒でものみながらシートに座って(もしくは寝て)
おりこう(?)に聞くというスタイル。

2番目のモンパチでみんなが前に行って暴れるというので
私もちょっとだけ参加してみようとくりだす。
モンパチ(MONGOL800)はまあいえばハイスタみたいな感じなのだけど
ライブがはじまるやいなや人がドドドドーっと前にすごい勢いできて
怖くなった私は「しまった!逃げろー」と一人逃げようと逆流していたら
そんなことおかまいなしのファンに邪魔じゃ攻撃をうけ、足蹴りをされる。
ひざこぞう負傷。
見てみたらひざこごうに直径7?のアオタンができているではないか!
しかも超内出血。きもい!というかこんな足、小学生以来見たことがない。

・・・そんなことがあって、前に行ったのはスクービドゥーとタミオのみであった。
この2アーティストはやっぱしかっこよかった!
ちなみに両方ソロのライブを10月11月と見に行きます。
POTSHOTのライブの時にちょっとステージのソデでみていたら
スクービドゥーのアフロのドラムの人を発見!
ミーハーながらに握手をしてもらう。とても感じのいい人でした。

途中、hydeparksのふじもさんファミリーと、YAN&かあちんコンビにでくわす。
あんな広くて大人数の中でよく出会ったものだ。
そして後半はこの二組のシートへお邪魔して
チュウハイをもらったり、コンニャクゼリーをもらったりして
ええ感じに酔っぱらう。
最後から2番目のBUMPの時にはかなりの酔っぱらい度。
酔っぱらいながらも空を見上げると明るかった空がいつのまにか暗くなって星が見えていた。

こうやって太陽がでて、真南にきて、夕暮れを向かえて、夜になって星を見る。
同じ場所で、太陽や空の移り変わりを1日見る機会なんてないものだ。
だからこそ夜を迎えると、なんだが少し感動してしまう。
こんな夜空の下で音楽を聴けて本当気持ちいいなあとユラユラ漂った。

最後のスカパラ。
食い逃げするだけして、元のシートにもどり7人で、踊りまくった。
7人全員ノリノリですごく楽しかった。
人が楽しそうな姿を見ながら、自分も楽しめるってすごくステキなことだと思う。
最高の1日でした。
来年もまた来たいな。