Anko's diary




Anko 訪問 SCHEDULE

 ART&PICTURE  03.3.2〜3.15「strapと一粒の花展」in 京都北山 alphabet ★★★★★
  LIVE      03.25 東京スカパラダイスオーケストラ in なんばハッチ
  ※ART&PICTURE, MOVIE・・実際に行った所の★5個満点の個人的採点指数です
  

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3.29(sat) エロ坊主


新世界で上映されていたポルノ映画。

おばあちゃんの49日。
姫路に帰って、お経をあげる。
いつもはだいたい坊さんは30分ぐらいお経を詠むのだが、今日は仕上げとあって
1時間半ぶっ通しでお経を詠んだ。
こないだの日記にも書いたが、私は大変とっても正座が苦手である。
もうしびれがきれるどころの騒ぎではなかった。
おばあちゃんには申し訳ないが「早く!早く!!」と唱えながら、半泣き状態でお経を詠んだ。
坊さんの詠むお経の声は低い。
一緒に詠もうとすると、低すぎてでないので、ハモルのも変だから
1オクターブ上でお経を詠むと、えらい高い声になって
全然お経らしくなかった。女の人はどうやってお経を詠んでいるのだろうか。

それはそうと、うちに来ている坊さん、
おじいちゃんが亡くなった時からお世話になっていて、
おばあちゃんが亡くなって久々にこの坊さんに世話になることになったのだが
こないだ、家にお経を詠みに来たときに、うちの母親に
「今度お昼ごはん一緒に食べに行こう。おいしいお肉をたべさせてあげるよ」
と食事に誘ったらしい。
母親は気をつかうし、ずっと断っていたのだが、
あまりにもしつこく言うもんだから仕方なく一緒に行くことにしたらしい。
昼12時に、姫路の駅前で待ち合わせして、もちろん駅前周辺の店に行くのだろうとおもいきや、
坊さんは駅に向かい、切符を買おうとするので
「何処に行くんですか?」とたずねると
「神戸においしいお肉のお店があるんだよ」と言って母親をわざわざ神戸まで連れ出した。
仕方なく神戸まで一緒について行き、神戸の街に着いて歩き出すと
なんとその坊さんは母親の腕を組みだしたのである!
この坊さん、およそ年齢70歳、である。
母親は腕を振り払ってもよかったのだが、お年寄りだしまあ店まですぐだからそのままにしておいたら
坊さんは店内に入ってお肉を食べながら母親に
「愛人にならないか?」などと口説き作戦にでたのである!
母親は、ええ歳こいてあほちゃうか!とかなりキレたらしく
私には付き合っている人もいるし、遊び友達もたくさんいるんで結構です!!と
プンプン怒って帰ったらしい。

毎回このエロ坊主は未亡人を狙ってこうやって口説いているのだろう。
それにしてもこんなじいさんなのに!
友達にこの話をしたら、坊さんは仏の道に身をおいて抑圧された生活をしているから
性に対する執着がすごいとか。なんで、こういう坊さんは多いらしい。
新世界を歩いていたら、エロ坊主を題材にした「極楽坊主」というポルノ映画を上映していた!
やっぱり噂は本当だった!

・・というわけで、今日でこのエロ坊主のお経も最後だったのだが、
エロ坊主はお経を読み上げるとそそくさと帰っていきました。
みなさんも坊さんには気をつけましょう。
お年寄りでもキケンです。




3.22(sat) 大阪探検ツアー




写真サイトをしている「#6700098」の叫くんと「orange bambi」のミカちゃんが
東京から大阪に遊びに来てくれました。
二人ともネットでは交流があったものの、お会いするのは初めて。
せっかくだから写真も撮れそうな場所がいいよねということになって
ヤツタニさんと私とで二人を大阪のいいところに案内。
どこがいいかな〜と考えた結果、大阪のディープな場所へと繰り出すことにしました。
大阪探検ツアーの模様は、「
PHOTO2」に写真をアップしましたんで、そちらをご覧下さい。

4人ともカメラをぶらさげて、お互いを撮る、撮る。
みんな写真が好きなんだなーと思ったらなんだか嬉しい気分になる。
でも4人でカメラをぶらさげて行った場所は、新世界・あいりん地区。
特にあいりん地区は、怖い場所というイメージがあったし、
いかにも写真を撮りにきました、見物に来ましたという風貌の私たちを見て
そこに住んでいる人たちは、どう思うのだろうか・・・と不安であった。
何見に来たんだ!って感じで見られて、なんか罵られたりしたらどうしよう!などと
ビビリの私はちょっとビビッていた。
でもまあ女の子だけで行くわけでないので、大丈夫だろうとは思いつつ、向かう。

そして、あいりん地区へ。
公園は青いシートで埋め尽くされ、
日雇労働者の雇用センターは、センターの建物を一周するぐらいの人が並んでいる。
受け付けの時間はもう終わっていたので、明日の朝の受け付けに並ぶために、並んでいるのだろうか・・
と思ったら、仕事がある私たちって、本当に恵まれているんだなあ・・とちょっと考えさせられた。

一泊800円のホテルが並び、
屋台のお好み焼きは100円で売られている。
100円か〜安いな〜と見ていたら、そのお好み焼きを食べていた日雇労働者の人が
「ねえちゃん、100円やで!安いしうまいで!」と声をかけてくれた。
私たちが買ったらなんだかいけないような気が勝手にしていたのだが
その言葉にホッとして、100円のお好み焼きを食べる。
普通においしかった。400円ぐらいで売られているお好み焼きとなんら変わりはなかった。

そしてうろうろしていると、ホルモン焼きを焼いているおっちゃんが、
「うまいで!200円やで!食べていかな損やで!!」とえらく私たちを呼び込むので行ってみた。
おっちゃんはとても明るい人で、「どこから来たんや?」「東京」
「東京から来たんかー!!東京にはこんな労働者の街ってないやろ。よーみていき」
「昔はもっとこの街も活気があったんやで」と、このあいりん地区についておっちゃんは語り出した。
「君らわかいもんが、がんばって日本を立て直してもらわんといかんのや。君ら頼むで!」と話し出す。
すると、隣の作業着を売っているお店のおっちゃんやら、なんやらおっちゃんがきて
スプーンをちぎったり、1円玉をまげたりと手品をして見せてくれた。
そんなこんなでいろんなおっちゃんが私たちの周りに集まり出す。おもしろかった。
ホルモン焼きを食べ終えた私たちは、「さようなら」と別れを告げてあいりん地区をあとにした。

商売をしているからかもしれないが、すごい明るいおっちゃんたちで
あいりん地区は怖いところで、陰気なムードが漂っているところだと思いこんでいた私は
想像していた印象と随分違った。
通りがかりの労働者の人も、挨拶してくれたり
もっとこう、白い目で私たちは見られるのかと思ったら
フレンドリーな人もたくさんいて、びっくりした。
確かに、夜とかは売人がウロウロしていると聞くし、
昼間でも女の子一人で歩ける場所ではないけれど
ただ自分たちとは違う世界で生きているだけで
みんな生活していることには変わりはないし、
そういう生活をしている人もいるんだということを知れて
行ってよかったなと思った。
自分のこの生活している環境はものすごくいい環境だということを
それに慣れているから感じず生きているけれど、
そういうことをちゃんと確認できるいい機会になった。


そして、飛田新地、フェスティバルゲートに行く。
フェスティバルゲートは、オープンしてすぐ行った時は
どのアトラクションもすごい並んでいて活気づいた場所であったが
まだオープンから5年ぐらいしか経っていないのに、もう今にもつぶれそうで、
土曜の夜に行ったのに、人は少なくガラガラで
テナントもでていってしまっているところが多くて、店もほとんどない。
すごい悲しい気持ちになる場所だ。イルミネーションだけが派手に輝いているところがさらに涙を誘う。
もうすぐ廃墟となるに違いないと思いながら、止まっているジェットコースターを眺めた。

そんなこんなで、大阪探検ツアーは終了。
ミカちゃんは今日の夜に東京に帰るので、ここでお別れをした。
叫くんは、ニューあんこカフェへお泊まり。
まだ新装開店前なので、部屋はダンボールと雑貨でめちゃめちゃ。
でも叫くんがうちに来てくれるなんて、なんだか夢のようであった。
そして写真の話をたくさんする。
ちゃんと自分のしたいことを明確に持っていて、それに向かって努力してがんばっている彼の姿勢は
実にすばらしいなと思った。
私が大学生の時なんか、今が楽しければいいや的なノリで
勉学にも励まず、ただひたすらバンドと遊びばかりしていたのだから偉い違いだ。
これからの彼の活躍・写真、期待しています。そしてがんばってください。

ネットで知り合った人とこうやって会って、刺激をもらえて
人との出会いって本当にいいもんだなあと、またしみじみ思ったのでした。
みなさん、これからもよろしくおねがいします。
また会おうね。




3.21(fri) さようなら、あんこカフェ




専門学校へ行くため23歳で姫路から大阪へ。
初めての一人暮らし。
長い間憧れていた一人暮らし。
ミュージシャンは上新庄と都島に住んでいる人が多い!という噂を聞きつけ、
場所はみさりんが昔住んでいて遊びに行ったことのある上新庄になぜか惹かれてすぐ決めた。

住む前から部屋の見取り図に家具や雑貨の配置のラフスケッチまで描いて
関西中の雑貨屋さんやインテリアショップへ通いつめ、家具や雑貨や日用品など買い集めた。
そして念願の一人暮らし。
自分の好きな物で囲まれた部屋は何て居心地がいいのでしょう。
だからか一人で居ても寂しいとは思ったことはほとんどなかった。
そしておかげさまで、部屋の写真が雑誌に何回か紹介され
私の部屋は、本当自分のお気に入りの空間となったのでした。

月日は流れ、かれこれ5年。
この5年の間に私を取り巻く環境も状況もさまざまに変わり
ワンルームという部屋の狭さ(創作活動をするには限界がある)、
仕事との兼ね合いなどでいろいろな問題がでてきて、
悩んだ末、引っ越しすることを決意したのでした。
これからはパートナーと二人暮らし。
新しい環境で、自分のしたいことをやっていこうと心に決めたのでした。

今までいろんな友達や人に訪れてもらった、あんこカフェ。
夜更けまでバカ騒ぎしたり、みんなで鍋パーティしたり
写真を撮ってもらったり、今まで訪れてくれたみなさん本当ありがとう。
大阪に来てから、この部屋で過ごした5年間は本当たくさんの思い出がありすぎて
ここにはとうてい書ききれそうにもありません。

荷造りしていって、どんどん部屋のものがなくなっていくにつれ、
この部屋に入ってきたことのことを思い出し
一人暮らしするということと、自分の道を決断して新しいことを始めることのへの希望に
満ちていた時のあの頃の自分のことを思い出しました。

何もなくなったガランとした部屋の電気を消すと
シーンとした部屋に「パチン」というスイッチの音が一面に響き渡り
スイッチの音ってこんなに大きい音だったんだ・・と思ったら
今まで住んでいた自分の部屋が、
自分の部屋でなくなってしまった瞬間のように感じれて
何とも言えない気持ちになって、いろんな思い出が頭をうずまきました。
なんだか涙があふれ出そうになってきたけど、我慢して最後にこの部屋にありがとうとお別れを告げて
部屋をあとにしました。

最後に引っ越し前にあんこカフェに来てくれたみんな、ありがとう。
また新装開店したあんこカフェに遊びにきてくださいね。
上新庄大好きな街でした。







最後に食べたさっくり。
しばらくもう食べれないね。






3.15(sat) モデル体験


カメラマンの比奈さん


写真サイト「Hajime Hina Portfolio」をされている比奈さんに
私とヤツタニさんの写真を撮ってもらう。
撮影場所は、あんこカフェ。
あんこカフェ最後のお客様だ。

普段カップル写真を撮っている私だけど、自分のカップル写真を撮られるというのは初めてで、
なるほど、私が撮らせてもらっているカップルのみなさんはこんな感じなのかーと不思議であった。
両方体験してみる方が確実に、撮られる方も撮る方の気持ちもわかるので
撮影するのにはいい経験になるし、勉強になる。

比奈さんの写真は、静かで音のないピンとした空気感が漂う写真が多い、と私は思う。
構図もすべてきまっていて、かっこいい。
はたして、そんなかっこいい写真にこんなおとぼけ二人組が一体どんな風に写るのだろうと
不安でもあり疑問でもあった。
もし、私たちの写真が公開されて「今までの比奈さんの写真と違う!モデルが変だ!」
と比奈さんのサイトに非難ゴーゴーカキコミがあったらどうしよう!!
などといろいろと不安を巡らせていた。

そして撮影当日。
緊張しつつ、比奈さんを迎える。
が、比奈さんはとてもおもしろい方なので、空気も和んだ感じであまり緊張しなかった。
しかし、なるほど!こうやって撮影しているのか!と
撮影現場を見れるのは大変おもしろい。
普段写真だけを見ているので、一体どうやって撮影しているんだろうなーと
興味津々であったのだが、
比奈さんのちゃんとセッティングされたライティングや構図など
勉強させられるところがたくさんあった。
ああ、ちゃんとこうやって撮らないとだめだなあ。といい刺激になった。

撮影は無事終了。
あっという間の5時間でした。
そしてとうとう比奈さんのサイトに私たちの写真が!!
しかし、できあがりに驚く。
特に1枚目の写真なんか、私が物静かで大人な女性に写っているではないか!
すばらしい。
撮る人によって、こんなにも変わるもんなんだなあと驚く。
比奈さん、撮ってくださってありがとうございました。
新しい家でもまた撮影お願いしますね。

比奈一さんのサイト
Hajime Hina Portfolio




3.9(sun)couples撮影 in下新庄



カップル撮影第6組目のカップルさん。
今回は下新庄で。
下新庄とは東淀川区にある街なのだけど
かなりマイナーな街。
彼氏さんが昔この街に住んでいて
二人の思い出の街ということあって
二人のお気に入りの場所で撮ることにした。
マイナーさ加減が実に心地いい街だ。
変なモノがたくさんある。
味のある建物もたくさん。

さして今回の撮影は3月だし暖かいだろうと思って
河原でピクニックシーンを撮る予定だったのだが
暖かいどころか、雪降ってる!激寒!!

せっかくピクニックセットを用意してくれていたので
河原で試みるも激寒!!ワオ。
でも二人とも寒さにめげずがんばってくれました。ありがとう。



あたたまるために、野球をしてみる。


河原のあとは下新庄の街を徘徊。
そしてJRの貨物列車用の線路へ忍び込む。





そんなこんなで日が沈むまで撮影して終了。
あー寒かった!
私はかなりの寒がりなんで寒いの困るよ、まったく。



一服タイム 


そして打ち上げは下新庄のおいしい焼鳥屋さん「ん」へ。
お二人さん撮らせてくれてありがとう。
彼氏さんははるばる京都から来てくれました。
ちなみに嵐山で人力車ひいています。
人力車に乗るときは彼をご指名しましょう!!



ありがとう。また撮らせてね。




3.1(sat)anko cafe



もうじきあんこカフェも移転のため閉店となるので
最後に一目あんこカフェを見ようとお客様から予約が入った。
「松のコースとシェフの気まぐれコースお願いします!」
メールで予約が入ったので、シェフあんこまんは着々と用意をした。

ドアの前に「末継御一行様」と掲示、メニューを作る。



本日のメニューは松コースなので、スキ焼き(梅コースでもスキ焼き)。
シェフの気まぐれコースは、おなじみのさっくりにした。

3名様ご来客なので、3人分の鍋をせっせと用意する。
テーブルセッティングするのがこの上なく好きな私は
一人で用意していても実に楽しい。
どの器を使おうか・・と悩んでいるときが一番楽しいのである。
そしてできました、松コース。ババーン。


松コースの図

そしてスキ焼きを堪能された後はさっくりへ。



お客様がさっくりを堪能されている風景


お客様のうちお一方はご家庭があるので帰られ、
お二方はあんこ宿に宿泊されました。

ずーっとのべつまくなし食べ続け、しゃべって夜が更けていきました。
楽しかったよ、ありがとう。
また新装あんこカフェでお待ちしております。

この日のスナップは
PHOTO2に、アップしていますのでそちらもご覧下さいませませ。