10月28日(木)フランスへの旅 その4 音楽


モンマルトルから見下ろしたパリの町。すがすがしい朝。

昨日から billettさんの展示が始まりました。
初日の昨日はたくさんの人が来てくださいました。
かわいい布物雑貨とおいしいお菓子の展示販売ですので、
ぜひ遊びにきてくださいね。

ではでは、フランスのお話へ。
今回の買い付けは5日7泊のスケジュールのため、結構ハードスケジュール。
買い付けメインため、自分の時間はあまりなかったのですが
最終日の夕方に、もう予算オーバーしたため、買い付けは終了。
・・ということで、夕方から自由行動に!

どこにいこう!?
・・というわけで、まずはCD屋。
初めての自分時間にテンションがあがるあがる。
こちらでいうところのタワーレコードみたいな大型CDショップ、「FNAC」というCD屋へ。

ノリノリで店内をぐるぐる。
そして驚くなかれ。
普通なら視聴コーナーに入っているCDしか聞けないのが日本のCD屋。
フランスのCD屋は、なんとなんでも視聴できるのだ。
ヘッドホンがついたバーコードをよみとる機械が集まった場所があって
そこにCDを持って行って、CDについているバーコードを機械にあてると
なんと全曲視聴できるのだ。
こりゃすごい!!
もうジャケ買いだなんてヤワなことはしないわよ。

ここぞとばかりに聞きたいCDを山積みもっていって視聴の嵐。
一体何枚聞いたのだろうか。
30枚ぐらい視聴したあげく、厳選して3枚を購入。

ジャケットもかわいかったけど、歌もとてもかわいかったハープの弾き語りの女の子の
JOANNA NEWSOM(クリックすると歌&ビデオクリップが聴けます、みれます。ビデオクリップもかわいい!)のCD
「THE MILK-EYED-MENDER」と
フランスといえば、アコーディオン。アコーディオンのYVETTTE HORNERのCD。
そして、ギターポップでかっこよかったインディーズコーナーで流れていたCD、ROGUE WAVEの「OUT OF THE SHADOW」

あんだけ、視聴しまくって買うのは3枚かよ!ときっと店員に思われていそうだが、
ここはフランス。店員とは二度とあわまい(あうかもしれんけど)。
・・というわけで、ほくほくしながら3枚をゲット。

このうちJOANNA NEWSOMとアコーディオンのCDはお店でもかけています。
特にJOANNA NEWSOMのCDは気に入っていって、声が子供みたいでかわいい。
ほんでハープの弾き語り!いいです。
お店でかけていると、お客さんに「なんていうCDですか?」とよく尋ねられました。
みなさんもぜひよかったら聞いてみてください。


そして、CD屋の次は前回
「あんたのリュック、でかすぎてダメ!」と警備員に言われて入れてもらえなかった
にっくき(憎くないけど)ポンピドゥーセンターへ。

ここは現代美術館といおうか、現代アートセンターといおうか、なんかそんな感じの美術館。
現代アーティストの展示が行われていた。
しかし、現代アートはよくわからん。



現代アート。ただ散らかっているようにしか見えないのだが。
なぜが左の真ん中に高島屋の紙袋が!

・・・というわけで、自由時間終了。
日本もバーコードでどのCDも視聴できる機械を導入したらいいのに、ね。




10月26日(火)休日


いまだに日焼け、残っています。


定休日の今日は、髪の毛を切りに中崎町へ。
やっぱり休みの日にも中崎町に繰り出す私。
でもお客さんとして中崎町を巡ると、普段お店に立っているのとはちがって新鮮なんです。
火曜日は中崎町も定休日のお店もちらほらあって
私は永遠行くことができないお店もあって悲しいのですが
nooktourさんへ行って、ちょっとお買い物をして
パラボラさんでごはんを食べて、
その後は 古着&レコードショップのseedさんへご挨拶に行ってきました。
その後は南森町のULTRA 2meterさんへ。
お店に置く全身鏡を探しに行ったのですが、3000円ぐらいで安かったのだけど
ちょっと木の感じがお店にあわなかったので断念。
しかし、店内にある通天閣にもびっくりするけど、一般道路に設置されている電灯があったり
電話ボックスのボックスが売られていたり
一体、道路の電灯とか電話ボックスとかどっから仕入れているのだろうか。
そんなことを疑問に思いつつ1階のカフェでケーキを食べて、南船場へ。

南船場では8月1日にオープンされたblue beansさんへ。
スタッフのサジマさんとお話させてもらって、
来年あたりにJAM POTとblue beansさんとで何かイベントをできたらいいですね〜と
ちょっとワクワクするお話をしたりなんかして、お買い物。
blue beansさんはとってもかわいいお店でした。
そしてMUFFさんでスカートとブローチを買って
心斎橋へ。
この時点でもう時間がなかったので、堀江に行くことはあきらめて
BIRKENSTOCKで靴を買ってキャトルで手帳と買い物バックを買って(最近買い物をしていなかったので炸裂してます)
そしてアップルストアに行ってきました。

アップルストア、すごいですね。
なんという贅沢な空間の使いよう!
スカートで上ると中が丸見えだという噂のガラスの螺旋階段を上って2階にも行ってきました。
そして新しくでたi-macを物色。

マウスもキーボードも全部ワイヤレスで、めちゃめちゃスマートで
本体も薄くてなんてかっこいいのだろう。
今はi-bookを購入して、お店と家との間を毎日持ち運んでいるんだけど
家用にi-macが欲しい!!(家に今まであった年期の入ったスカジーパワーマックは知人に譲ってしまい、家には何もない)と
思わず店員さんにローン回数をたずねてしまいました。
ちなみに36回までいけるそうです。
36回だと月6000円の支払いか・・・(いや、金利はかかるけど)と悶々としていると
12月ぐらいにOSのバージョンがあがってパンサーじゃなくってタイガーってのがでるから
それからにした方がいいよ、と相方に言われたので
もう少し様子を見てみることにしました。

しかし、マックはなんであんなにめちゃめちゃスマートでかっこいいデザインなのに
ウインドウズはいろんなメーカーからだしているのに
こんなにも違うのだろうか・・・
新しいi-macがめちゃめちゃスマートでかっこよかったので
そんなことを思ってしまいます。不思議だ。

休日は早いもので、あっという間に終わってしまいました。
でも明日からbillettさんの展示が始まるので、とても楽しみです。
みなさん、ぜひ見に来てくださいね〜。







10月18日(月)フランスへの旅 その3 フランス語と英語とフランス人 



サンポール村(アンティークショップが集まった場所)のお店の前で。
閉まっていたお店の前においてあったのでどっか行っています、って書いてあるのかな?
こんな看板でさえもかわいい。帽子がかけてあるところが、またかわいい。


 お客さんにもよく尋ねられるのが、「フランス語は話せるんですか?」という質問。
「いえ、話せません」が私の回答。
でも、なんとかなるもんです。必要最低限の言葉さえ覚えていれば。

挨拶、数字
そして物を買うのに必要な言葉
「これいくらですか?」「これください」「まけてください!」「領収証をください」
カフェで注文するのに必要な言葉
「これお願いします」「お勘定お願いします」「お水ください」
チケットを買うのに必要な言葉(電車とか美術館とか・・・)
あとは「トイレはどこですか?」ぐらいかな。

もちろん、フランス語を話せるのにこしたことはないし、話せた方が明らかに旅は楽しいです。
でもなかなか・・・。
あとは、だいたいフランス人は英語を話せるので、英語の単語とジェスチャーでなんとかなります。

よく、フランス人は母国語を愛するから、英語で話しかけると聞いてもらえないといいますが
最初、フランス語で挨拶して話しかけたら、英語でも全然大丈夫です。
逆に私は前回の旅で蚤の市のお店の人に

フランス語でいろいろと話しかけられてわからない顔をしていると

「英語は話せる?」 と聞かれ、「a little・・・」
と答えたのに、また今度は英語でだーっと言われ
またわからない顔をしていると
「なんで、日本人はフランス語も話せないし、英語も話せないんだ?」とダメだしされました。
そのぐらい、英語でも全然大丈夫です。


日本人で英語が話せる人ってほとんどいないけど
フランス人で英語が話せる人はとても多い。
この違いは一体なんなんでしょうか。
フランス人の方が英語を覚えやすい?
それとも日本人が英語を勉強しなさすぎ?


まあ英語を話せたら、どこに行っても通用するので
逆にフランス語を話そうとする前に(とってもとっても時間がかかると思うので)
英語を話せるようになった方がよい気もします。
ホテルでも、とても説明しないといけないことは
英語を紙に書いて渡して見てもらいました。
紙にだったら、時間をかけて文法を思い出しながら書くことができるけど
話すとなると、やっぱり難しい・・。
頭の中で文法がまとまらず、いつもあせってわけのわかんない文法を言ってしまっているような気がします。

前回も郵便局から荷物を送ったのだけど
前回送った時と同じように伝票を書いて郵便局にだしたら
なぜか「これじゃだめだ!!」と郵便局員に言われ
私がうろたえていると、郵便局に来ていたお客さんのおじさんが私のところに来てくれて
「英語は話せる?」と聞かれたので「少し」と返事をすると
英語でゆっくりと「ここの場所は自分の住んでいる日本の住所じゃなくて、ホテルの住所を書かないとダメ
らしい」
と教えてくれて、しかも
「ホテルのカードは持っている?」と聞かれたので
「今持っていないです。ホテルに置いています」と答えると
「ホテルは近い?」と聞くので「3分ぐらいで取りに行けます!」というと
「じゃあ、ここで待っているから取りに行っておいで!」と 言ってくれて
私は猛ダッシュでホテルに帰り、ホテルのカードを取りに行って郵便局へ帰ってくると
おじさんがそのカードの住所をみて、ここはこうやって書くんだよ、と全部見本を書いてくれました。
用がおわると、じゃあ!と去っていった、なんとも親切なおじさん。
もう
感動しまくりました。

パリから空港へ向かう時も、空港行きの電車を待っていて、電車がきたので電車に乗ろうとすると
たまたまその電車に乗ろうとしていた男性のフランス人が
英語で「空港へ行くの?」と言ってきたので(スーツケースを持っていたので)
「はい!」と答えると
「空港行きの電車は次の電車だよ!」と教えてくれました。
私はあわてて、ホームでとどまって、電車が出発。
ホームの表示をみると、空港行きだと思っていたら、違う町に行く電車。
あぶないあぶない。危うく知らない町に行ってしまうところでした。

親切なフランス人。今回の旅は(前回もだけど)みんなに助けられての旅でした。
そしてやっぱりフランス語と英語は大事ですね。

フランスへ旅をする人は
上の必要最低限の会話を覚えるのと
あとは困ったときは全部
英語を使うので
英語の文法のおさらいや、単語の見直しとかしておいた方がよいかも、です。



10月8日(金)フランスへの旅 その2 〜自転車と携帯〜


香港の空港にあったディスカウントお菓子屋さん。
こちらで言うと、お菓子のまるしげ、てなところか。でもなぜゆえに日本語?
やはりこのネーミングは無印を意識しているのだろうか・・・。



昨日は、「フランスの写真、もうないんですか?」と尋ねてくれた男の子のお客さんがいた。
どうやら、フランス写真を見にお店に来てくれたようだった。
「ありますよ!!」
と、フランス写真展の時に作成したアルバムを見てもらった。
私とまゆみん、それぞれが作ったアルバムを見てもらったのだが
彼もちょうど私がこないだフランスに行っていた時に
イギリス〜フランスへと行っていたらしく
フランスとイギリス話に花が咲く。
フランスでは2日間の滞在だったらしいのだが、彼はその間自転車で街をうろうろしたらしい。
フランスでは自転車にルールがあって、なんでもバスが走る道しか走ってはいけないらしい。
どうりで、自転車あまり走っていないなあ・・と思ったら、そういうことだったのか。
しかも、走っている自転車は、本気の自転車でやたら速くって
しかも車道を車がびゅんびゅん走る間を走っている。
怖いこと、よーするなあ・・と思っていたのだが
そういう決まりだったとは!

今回、フランスへ行くにあたって、携帯を新しく買い換えた。
ずっとドコモ族だったのだけど、海外でもメールや通話ができるようにと
ボーダフォンに乗り換えた。
ボーダフォンショップに行くと、安い海外でも使える携帯は、売り切れで入荷待ちとのこと。
しかも梅田周辺のボーダフォンショップ3軒ぐらい全部売り切れらしい。
仕方ないなあ・・と思って店をあとにすると
あ、そうか、ヨドバシでも携帯売っているよなーと思ってヨドバシに。
なんてことはない、余裕のよっちゃんで、ヨドバシにその機種がたくさんあった。
なんだ、はじめからヨドバシに来ればよかったのか。
専門ショップでは在庫がないのに、ヨドバシではある、という。
もう何もかもヨドバシで手に入る時代なのね・・・とヨドバシパワーに圧倒された。
しかも聞くところによると外貨の両替もヨドバシでできるらしい!
もうこりゃ、みんなヨドバシに行くね。

フランスでは、携帯は大いに活躍した。
そのために買ったのだけど、メールも通話もばんばん本当にフランスでできてしまうから、すごい。
お店番してくれているまゆみんと毎日のようにメールをした。
お店の様子とか、こちらでの様子とか、メール交換。
やっぱり便利である。
フランスの景色を携帯で撮影して、メールで送ったり。
一人でフランスに来ているけど、こうやってすぐにメールや電話ができるので
一人でも寂しくはなかった。

フランスの携帯ショップでも日本と同じように携帯が1ユーロで売られていた。
どこも携帯事情は同じなのかしら・・・。
でもフランスでは携帯で話をしている人は見たけど
メールを打っている人は見なかったなあ。
暇さえあれば、メールをかちゃかちゃ打っているのは、日本人だけなのかしら。

ああ、今月の携帯の請求書がちょっと怖い。





10月3日(日)フランスへの旅 その1



空の上から見下ろしたパリの郊外



10月になった。早いものだ。


先月は9月の15日からフランスに行く準備であれやこれやとてんてこまいだった。
帰ってきたら、フランス雑貨の品だし準備で終われる日々。
毎晩残業して値付け作業をしたもの、フランス雑貨をお披露目する29日に間に合わず
結局、前日にお店に泊まり込んで徹夜する。
すべて完成したのは朝の10時だった。
11時から雑誌の取材というのもあって、急いで店内の掃除をする。
でも、完成した直後の、なんともいえない感動。
フランス雑貨以外にも作家さんや国内物の新商品もたくさんあったので、
店内全体をほぼディスプレイ替え。
まるで、新しいお店に変身したような店内。
自分自身も新鮮な気持ちになったと同時に、
フランスで買ってきたものがすべて店内に並んだ嬉しさと
フランスでの道中でのいろんな思い出もわきだしたりして
なんとも言えない気持ちになった。

やった、やったー。
心の中で何度も思った。

29日は台風が来ていて、先日の夜からずっとシンシンと外は雨。
せっかくのお披露目の初日なのに、台風でお客さんの足も少ないんじゃないかしら・・。
ちょっと不安な気持ちになる。

すると11時ぐらいに雨がやんできた。
11時から雑誌の取材を受けていると
開店時間の30分前の11時半に、なんとお客さんがお店の前で並んでくださっているではないか!
取材が終わった45分に、お店の中に入ってもらった。
お話を聞くと、今日の日を前日からとても楽しみにしてくれていたとのこと。
がんばった甲斐があった。
本当、うれしかった。

それから、開店時間の前からお客さんが何人か来てくださって
開店時間の12時にはお客さんでいっぱいに・・・。
なんだか、自分でも信じられない光景だった。
こんなに、今回買い付けてきたフランス雑貨を楽しみにして来てくれるなんて・・・。
12時をすぎても、たくさんのお客さんが来てくださった。
本当うれしい限りである。

実は、フランスに出発する前日の夜、夜中まで準備をしていたら、
ちょっと前からちらほら湿疹がでていたのだが
急にじんましんが体中にぶあーっとでてきて
うわっと思って、とりあえず急いで準備をしたのだが、ものすごいかゆみでなかなか
集中して作業ができず、作業が終わったあと、出発のぎりぎりまで家で寝ていた。
起きるとじんましんがなおっていたので、寝不足が原因だったのかな?と思い
とりあえずかゆくなったときのためにムヒを持参し、
フランスへと旅立った。

今回はひとりでの買い付けとあって、緊張と疲れのせいかなあと思っていたのだが
フランスへ着いてからがひどかった。
全身にじんましんがものすごいでてきて
ぼこっとしたものが体中にもこもこできあがり
あれよあれよと言う間に領土がひろがって、体中に大きな大陸が

きもちわる!
・・と同時にかゆくてかゆくてたまらない。

一日中、全身にムヒをぬりまくり、かなりくさい日本人!ときっとフランス人に思われていただろう。
一人だし、文句を言うにも誰にも言えないので
一人で「なんやねん、これ!なんでこんなもんができるねん!しつこいわ!!」
と一人でぶつぶつ文句を言っていた。


そんなわけで、全身じんましんのかゆみはとてつもなく
買い付け中はできるだけ雑貨を探すことに集中し
集中しているときは、かゆみはまだおさまっているのだけど
たとえば地下鉄に乗っているときとか、歩いているときとか
ご飯をたべているときとか、頭の中で何も考えていないときは
もうかゆくてかゆくてたまらない。
しかもムヒを塗りすぎて、2日目ぐらいでなくなってしまい
ああ、ムヒが満タンに入ったお風呂につかりたい・・と何度思ったことか。

今回の買い付けは、でもその分、雑貨を探す時は、とても集中していたように思う。
今回もたくさんかわいいものが見つかって、いろいろ仕入れることができたので
本当よかった。

フランス滞在中、じんましんと悪戦苦闘したせいもあって
私にとっては、大変な一人旅であったが
でもフランス雑貨を楽しみにしてくれている人がいる!と思ったら、がんばれた。

お店に来てくれた人の、楽しみにしていました〜という声をきく度、
本当うれしくて、大変だったことも、もう忘れそうだ。
ちなみにじんましんは、日本に帰ってからすぐ病院に行って、飲み薬をもらって
薬を飲むとおさまるので、今は大丈夫です。

お店に来てくださったみなさん、ありがとうございました。
そしてまだこれからのみなさんも、ぜひ遊びにいらしてくださいね。









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